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漫画『呪術廻戦』4500万部突破、約1年で累計10倍 “異例の売れ行き”続く

 人気漫画『呪術廻戦』のコミックスが、度重なる重版でシリーズ累計発行部数4500万部(デジタル版含む)を突破したことが21日、集英社より発表された。2020年5月時点では累計450万部だったため、テレビアニメの放送でさらに注目されたこともあって、累計が10倍になるなど驚異的なペースで売り伸ばしている。

『呪術廻戦』シリーズ累計発行部数4500万部突破(C)芥見下々/集英社

『呪術廻戦』シリーズ累計発行部数4500万部突破(C)芥見下々/集英社

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 現在15巻まで発売されているが、テレビアニメ化が発表された2019年11月時点では累計250万部、2020年5月時点で450万部、アニメ放送時の10月2日に850万部を突破するなど順調に部数を伸ばしてきた同作。その後、10月29日に1000万部、12月16日に1500万部、今年1月13日に2000万部、2月9日に3000万部、3月4日に3600万部、31日に4000万部突破し、累計は1年で10倍、アニメ効果で5.3倍(放送時比較)、今年だけでもすでに2倍以上になるなど勢いが続いている。

 この勢いは、社会現象化している『鬼滅の刃』が、テレビアニメが放送された2019年4月6日時点で累計350万部(※9日発売巻で500万部)、終了した9月末時点で1200万部、終了2ヶ月後の12月4日時点で2500万部、20年5月時点で6000万部突破していることから、『鬼滅の刃』と同等以上のペースで売り伸ばしている。

 また、3月26日にはテレビアニメ最終回とともに、映画『劇場版 呪術廻戦 0』が今冬に公開されることが発表されており、まだまだ勢いは止まらない。

 作者・芥見下々氏の初連載となる『呪術廻戦』は、2018年3月より『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートし、ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁が、呪いをめぐる戦いの世界へと足を踏み入れるダークファンタジー。連載を決める会議で、オリジナリティーのあるストーリー、キレのあるせりふ、独特のキャラクター造形などが評価され、“編集部が満場一致で連載決定した”というエピソードを持つ連載当初から注目を浴びた作品となっている。

 第1巻は2018年7月の発売後に即重版がかかり、2巻の9月4日発売までに2度の重版を記録。編集部は当時「デジタル版でも新人作家としては異例の売れ行き」と説明。読者の支持を受けて『全国書店員が選んだおすすめコミック2019』で1位、『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019』で大賞を受賞。昨年10月よりテレビアニメが放送されると、TBS系の『NEWS23』などで特集が組まれるほど話題となっている。

■『呪術廻戦』累計発行部数の流れ(集英社発表)
19年11月:250万部(テレビアニメ化発表時)
20年5月:450万部
20年10月2日:850万部(テレビアニメ放送時)
20年10月29日:1000万部
20年12月16日:1500万部
21年1月13日:2000万部
21年1月26日:2500万部
21年2月9日:3000万部
21年3月4日:3600万部
21年3月31日:4000万部(26日にテレビアニメ終了)
21年4月21日:4500万部
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関連写真

  • 『呪術廻戦』シリーズ累計発行部数4500万部突破(C)芥見下々/集英社
  • 『劇場版 呪術廻戦 0』のビジュアル(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 『呪術廻戦』0巻 (C)芥見下々/集英社
  • テレビアニメ『呪術廻戦』のキービジュアル (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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