東京都の小池百合子都知事が、19日放送のニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』（月〜金　前6：00）に出演。新型コロナウイルス対策の現状を語った。

　先週に、小池都知事が「東京へ来ないでいただきたい」と発言したことを受け、飯田浩司アナウンサーがその真意を迫った。小池都知事は「世界でワクチン接種が続いているが、日本では進んでいない現状がある。ワクチンが来るまでの間、どのように感染拡大を防ぐかが大切。その点が『（医療など生活に不可欠な）エッセンシャルワーカー以外の方は可能な限り東京に来ないでください』という強いメッセージにつながった」と明かした。

　また飲食店のコロナ対策に関しては、山梨モデルとの比較について「都内に飲食店は12万件 。（まん延防止等重点措置の）対象地域内には11万件。山梨とはケタが違う。2人1組で点検を実施。タブレットで各店の対策状況を把握していく」と説明。ゴールデンウィーク（GW）の過ごし方にも「（まん延防止等重点措置の）期間は5月11日まで。後半にはゴールデンウィークも入ってくるが、企業には有給休暇にしてもらい、遠出をせず、家族・地域で楽しみを見つけて過ごしてほしい。東京都でもそんな方法を考えていく」と述べた。

　最後に、リスナーに向けて「変異株の猛威にさらされているだけではだめで、自分ごとと捉えてほしい。日本経済もコロナによってさまざまな見直しができている。次の飛躍に向けてどうすべきか、ともに考える時間にしていきたい」と締めくくった。番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。