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谷村新司、2年ぶりの国立劇場公演 涙にじむ観客の姿に決意「ライブは続けられる限りやっていきたい」

 シンガー・ソングライターの谷村新司(72)が4日、東京・国立劇場で開催しているリサイタル2021『THE SINGER』の囲み取材に出席した。昨年準備していた同所での『THE SINGER 2020』は、新型コロナウイルスのため延期に。今年は50%の入場制限となったが、無事に開催となり、谷村が喜びを語った。

2年ぶりの国立劇場公演への喜びを語った谷村新司 (C)ORICON NewS inc.

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 谷村自身、恒例となっている国立劇場での公演。去年4月は「リハーサルも終わり、万全で『さぁ』というときに中止になってしまいました。その後いろんなものが延期、中止となり、気がつけば世界中の人がマスクをしている。それが日常になってしまいました」とコロナ禍での変化を憂いた。

 自身も来年、アーティスト活動が50周年を迎える。「いろんな経験はしてきたが、こんな経験は初めての出来事。生で歌を届けることができないつらさをしみじみ感じた1年間だった」と、今回観客を入れてコンサートを開催できることに感謝した。

 コンサートは、きのう3日からスタート。久々に観客の前に立った谷村は「みなさんマスクをして、席を空けた状況でやった。ここにたどり着けたみなさんのそれぞれの物語をステージで感じた。拍手してらっしゃるマスク越しの目に涙がたまっている方がたくさんいた。やっぱりライブは続けられる限りやっていきたいなと。改めてそう思いました」と心境を吐露した。

 同所での公演は5日まで。7日には大阪・フェスティバルホールでの公演も予定している。5日のライブは、インターネットのライブ配信も同時に行う。

 また、この日の取材では、公式動画配信サービス『タニムラテレビ』をスタートすることも発表。同サービスでは、オンラインで谷村の“今”を伝えるオリジナル番組やライブ映像など、多彩なコンテンツを届けていく。

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  • 2年ぶりの国立劇場公演への喜びを語った谷村新司 (C)ORICON NewS inc.
  • リサイタル2021『THE SINGER』の囲み取材に出席した谷村新司 (C)ORICON NewS inc.
  • リサイタル2021『THE SINGER』の囲み取材に出席した谷村新司 (C)ORICON NewS inc.

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