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キートン山田『ちびまる子ちゃん』ナレーション31年で卒業 さくらももこさんへの感謝と後任に助言「その人の世界で良い」

 声優業から引退することを発表しているキートン山田(75)が、1990年の放送開始当初からナレーションを担当していたフジテレビ系のアニメ『ちびまる子ちゃん』(毎週日曜 後6:00)を、28日の放送をもって卒業することが決定した。

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 キートンが最後の出演回となるのは「ある春の一日」の巻。ある春の日。夜桜会のことを聞いたまる子。翌日、さくら家も夜桜会に行くことになったのだが、朝から次々に不運が起こる。まる子と家族をとりまくいつも通りのにぎやかでほのぼのとした内容の話で、最後には、これまで31年もの長きにわたって『ちびまる子ちゃん』のナレーションを担当したキートンを送り出す、ちょっとしたサプライズも準備している。キートンの小気味良いツッコミと、まる子たちみんなを見守る温かいナレーションを聞くことができる最後の新作エピソードとなる。

 番組スタッフ一同として、キートンへ「31年間、1445回もの間、おかしみがあり温かみのあるお声で、いつもまる子たちを、そして番組を支えてくださり本当にありがとうございました! キートンさんには感謝しかありません。本当にお疲れ様でした! ご卒業されるこの“ある春の一日”をキートンさんにささげます。いつも応援してくださる視聴者のみなさま、この特別な30分をどうぞ最後の最後までお見逃しなく!」と思いを伝えている。

 収録を終えたキートンが、31年にわたって続けてきた『ちびまる子ちゃん』ナレーション、後任へのエールを送った。

――今回のお話は、いつものナレーションとはちょっと違った登場でした。工夫したことは?
もともとナレーションよりせりふが好きなんですが、ナレーション以外のせりふだったので、たった2言でしたが、難しかったです。でもナレーションでは出せない感情が出せて、役者に戻ったようでうれしかったです。

――31年という長い期間、演じてこられましたが、一番の思い出といえば?
さくらももこさんが亡くなったことだね。実はさくらさんが亡くなった時には、ぼくは心の中で“75歳になったら『ちびまる子ちゃん』を卒業させてもらう”って決めていたんですが、まださくらさんに言える段階ではなくて。できればきょう、この時にさくらさんに言いたかったな。それが一番残念なことかな。実はさくらさんのお別れ会で、さくらさんの生い立ちをナレーションで語ったんです。TARAKOさんと2人で。でも感謝するにはすでに遅く、一言ありがとうと言いたかった。

――ナレーション以外で演じてみたかったちびまる子ちゃんのキャラクターは?
ほとんど小学生の役だから、ないですが、変なおじさんとかやりたいよね、そういうの好きだから。ナレーションって声とか抑揚とか幅が狭くて、自分の間を作りづらい。尺にぴたっと入れなければいけないし、自分を捨てないとできないし“思い”とかを入れづらいので苦手意識がずっとありました。だから、なんとかしようという思いで満足できなかったことが長く続けられた秘けつかな。

――新しくナレーションを担当する方へ一言。
どなたかわかりませんが、その人の世界で良いと思う。その方がぼくも楽かな。潔く別の方だとわかるようにやってくれたら良いなと思いますね。“かわりましたよ!”っていう方が良いとぼくは思う。これからは『ちびまる子ちゃん』をお客さんとして見続けていきます。

――ファンのみなさんへの気持ちを一言。
ファンの皆さんもですし、番組は大勢のスタッフで作られていて、特に『ちびまる子ちゃん』は同じ番組を31年間続ける上で、大勢のスタッフと関わってきたので、そのみなさん方に感謝したい。こんな長寿番組に出会うのは一生に一度あるかないかですよね。たくさんあるナレーションのお仕事の中で一番気を遣うのはこの『ちびまる子ちゃん』なんです。せりふの分量は少ないけど、勢いでできないから、体調とかも含めて一番気を使う。この年までやってこられたことに、スタッフのみなさんに感謝です。

関連写真

  • 『ちびまる子ちゃん』ナレーションを卒業するキートン山田(C)フジテレビ
  • 28日放送の『ちびまる子ちゃん』の『ある春の一日』(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
  • 28日放送の『ちびまる子ちゃん』の『ある春の一日』(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
  • 28日放送の『ちびまる子ちゃん』の『ある春の一日』(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
  • 28日放送の『ちびまる子ちゃん』の『ある春の一日』(C)さくらプロダクション/日本アニメーション

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