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『天気の子』に“プリキュア”登場で話題 東宝と東映の垣根越え、新海誠監督が経緯説明

 新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』(2019年公開)が3日、テレビ朝日系で地上波初放送された。本編ノーカット版でのオンエアとなり、ツイッターでは感想で盛り上がる中、「初代プリキュア」がトレンド入りし話題になっている。なぜ、東宝の映画に東映のプリキュアが登場したのか? その経緯について新海監督が過去のラジオ番組で語っており、その一部を紹介する。

映画『天気の子』のビジュアル (C)2019「天気の子」製作委員会

映画『天気の子』のビジュアル (C)2019「天気の子」製作委員会

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 「初代プリキュア」がトレンド入りした理由は、映画本編にて人気アニメ『プリキュア』シリーズの初代『ふたりはプリキュア』(2004〜05年)のコスプレをしたキャラクターが登場したことから。当時、劇場公開された際も「天気の子にプリキュア出たぞ!」と話題となっており、今回も「初代プリキュアが急にトレンドになって、ヒープリかトロプリに初代が出るのか?と思ったら天気の子に初代プリキュアのコスプレイヤーが出とったからか〜w」「初代プリキュアのコスプレした人がいた!」「初代プリキュア様!?」などと驚きの声をあげていた。

 映画にプリキュアを登場させた理由について新海監督は、ニッポン放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(2019年7月25日の放送回)に出演した際「プリキュアは好きだからどうしても出したくて」と説明。

 しかし、『天気の子』の配給は東宝で、『プリキュア』は東映(制作は東映アニメーション)と、グループも違う別会社ということで「天気の子は東宝映画です。ただ、プリキュアはみなさんご存じの通り東映なんですよね。本当は越えることができない垣根が…」としながらも、先の「好きだから」を理由に「東映の方に許可を取っていただいて、プリキュアの初代のコスプレをしているという体(てい)で出てくる」と、許可を取ったうえで東宝と東映の垣根が越えたことを明かしていた。

 また、番組では「あのプリキュア(コスプレイヤー)の声が、実は花澤香菜さんなんですよね」と暴露。エンドロールにも名前は一切公開していないことから、MCの吉田尚記アナウンサーは「いい意味で“同人の魂”がすごい」と驚くと、新海監督は「ちょっと、ぎりぎり趣味に走り過ぎたかも知れませんね」と笑っていた。

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