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石原さとみ、なかにし礼さん追悼「この作品のおかげで、今の自分がいます」

 作詞家・直木賞作家のなかにし礼さんが23日、心筋梗塞のため死去したことが25日、分かった。82歳。訃報を受けて、なかにしさん原作のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』で連ドラ初主演を務めた女優の石原さとみが追悼コメントを発表した。

石原さとみ (C)ORICON NewS inc.

石原さとみ (C)ORICON NewS inc.

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 石原は「撮影当時、お会いした際には『関西弁上手だね』と激励してくださり、何もわからない新人のわたしの努力や不安を察してくださいました。ダンディなおじ様に緊張もしましたが、とにかく優しく笑って見守ってくださっていました」となかにしさんとの思い出をしみじみ回顧した。

 「あれから15年以上が経ちますが応援してくださる年上の方は、かなりの確率で『冬ちゃんおーきなったなぁー』と声をかけてくださいます」とし、「この作品のおかげで、なかにし礼さんのおかげで、今の自分がいます。心からの感謝と御礼とともに、御冥福を心よりお祈り申し上げます」と故人を偲んだ。そして「てるてる家族のドラマの中では亡くなったお婆ちゃんが幽霊として出てきて、すき焼きを食べます。願望が重なり、忘れられないシーンです」と語った。

 なかにしさんは1938年、中国黒龍江省牡丹江市で生まれた。立教大学文学部仏文科卒業。大学在学中よりシャンソンの訳詩を手掛け、菅原洋一「知りたくないの」のヒットを機に作詩家となる。代表曲に菅原洋一「今日でお別れ」、黛ジュン「天使の誘惑」、北原ミレイ「石狩挽歌」、細川たかし「北酒場」など。日本レコード大賞を3回、同作詩賞を2回、またゴールデンアロー賞など受賞歴多数、手掛けた作品は約4000曲に上る。また2000年には『長崎ぶらぶら節』で第122回直木賞を受賞した。

 本人の遺志により、葬儀は家族葬で執り行う。「お別れの会」を執り行う予定だが、新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら検討するという。

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