フジテレビが大みそかに放送する格闘技の祭典『RIZIN.26』（後6：00〜11：45）の記者会見が21日に行われ、追加対戦カードを発表。“神童”那須川天心の参戦と、キックボクサーの皇治VS総合格闘家の五味隆典の特別ルールでの試合が決定したことを発表した。

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　いよいよ参戦が決まった天心だが、対戦相手はこの日に発表されず。榊原信行CEOは「対戦相手を探すのがなかなか大変で、今は数名に絞られている。最終調整して数日中には発表します」と現状を報告。

　天心は10日前に相手が決まっていないという状況でも「無事参戦が決定しました。皆さんお待たせしました。一年の集大成として、RIZINと格闘技を締めくくりたい。皆さん注目していてください！」と期待を煽った。

　戦いの展望については「一番はKO。生中継で僕の試合が放送されると思うので、しっかり視聴率を獲りたい」とKO宣言。新たな必殺技についても「用意はあるが、なかなかハード。最近、トリケラトプス拳をやっていないので出せるタイミングで出したい」と明かした。

　続いて登場した皇治と五味は、パンチのみ（バックブローあり）、素足、3分3ラウンド判定なしで行われる「RIZINスタンディングバウト特別ルール」で対戦が決定。二人の体重差があるため、体重は最終調整し、体重差によってはグローブハンデをつける。

　皇治は「なんやかんや言って挑戦したいってずっと言い続けてきて、格闘技の一時代を築いた五味ちゃんと決まってうれしい。頑張ります」とレジェンドファイターである五味にリスペクトを込めてコメント。しかし、五味の印象を聞かれると「当時は凄かった。でも今は元気もないみたいやし、昔は“火の玉ボーイ”やったかもしれないけど、今は“金玉ボーイ”、いや“金玉おじさん”」と口撃した。

　しかし五味はその挑発に乗らず「天心と武尊選手との試合しか見たことないですけど、いつも激闘って感じで頑張ってますよね」と余裕を見せる。当初は試合の予定がなく会場にも行かないつもりだったが、佐々木憂流迦のセコンドを務めることなり「どうせならグラップリングのエキシビジョンでやりたいと思っていたが、そしたらボクシングに近い形での話が来た」と参戦の経緯を明かした。

　その後も五味はマイペースで話し続けると、皇治は「酔っ払ってるんちゃうか」と再び挑発。それでも五味は「そのエネルギーを試合に出そう」とかわし、最後まで皇治のペースに乗らなかった。

　また、榊原CEOは各鉄道会社の大晦日の終夜運行中止に伴い、イベント終了予定時間を22時半予定にし、カウントダウン等の試合後のイベントは行わないことも発表した。