人気グループ・King ＆ Princeの岸優太と神宮寺勇太が10日、東京・帝国劇場で行われた12・1月公演舞台『DREAM BOYS』公開ゲネプロ後囲み取材に参加した。今作では、KinKi Kids・堂本光一演出のもと、新型コロナウイルスの感染対策を踏まえてのパフォーマンスやフライングがみどころに。そのひとつとなるのが、岸が一本のロープを筋力だけでなんとか登りきろうとするアクロバット。会見では岸はこの新技を『力岸』（りきし）と命名した。

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　これについて岸は「新たな技ができましたね。本当、怖くてたまらない。毎回正直、ロープに近づくたびチビッてます」と難易度の高い技への恐怖心も覗かせながら、「でもいっぱいけいこも積んだので、なんの心配もなく、“力岸”やっちゃってます」と胸を張った。

　今作はボクシングに青春をかける若者たちの葛藤や友情を描いたエンターテイメント作品。今年は2幕構成を幕間なし2時間ノンストップに変更したほか、光一がプロデュースした楽曲「DEATH SPIRAL』など4曲の新曲が登場するなど盛りだくさんの内容に。「僕がいいテイクをだすと光一くんが『よき！』と言ってくれる。それがうれしい。光一くんが褒めてくれるのは珍しいので本当にうれしいです」と上機嫌で語った岸だが、きょうに関しては「まだ“なき”です」と苦笑した。

　きょうの会見にはジャニーズJr.から美 少年の岩崎大昇（※さきはたつさき）、那須雄登、7 MEN 侍の中村嶺亜も参加。亡きジャニー喜多川さんの遺志を継ぎ、演出や芝居の指導を担当した光一について、同舞台初参加となる那須は「めちゃくちゃ勉強になりました。演技のワークショップを開いてもらいたいくらい」と目を輝かせ、岩崎は「本当にハケるときまで気を抜けない。常に役でいることの大切さ。自分でやる難しさを感じたり、指導をうけるたびに発見があり、ありがたいです」と感謝。中村は「正解はないから『毎日違うお芝居に挑戦して探してみて』と言われた」と助言を明かした。

　そんな光一をジャニーさんと重ねることもあるという神宮寺は「きょうも30分前に楽屋にいたら変更があって、光一くんがいらっしゃって。ここはもう少しこうしてっておっしゃって、ジャニーさんのようにより良いものを目指していて、そっくりだと思ってました」としみじみ振り返った。

　ボクシングシーンなどでは、岸と神宮寺による鍛え抜かれた肉体美もみどころに。以前“広背筋”お披露目に意欲をみせていた岸は「光一くんから“GO”きたんです。僕の筋肉を認めてくれた」と歓喜。だが神宮寺は「違うと思う。光一くんが『筋肉はなしで』と言うと、岸くんむちゃくちゃ切なそうな顔する。それを見てて、GOしてくれたんだよ」とすかさずツッコミ。岸は「そういうことか…俺が子どもすぎただけ？」と肩を落として笑いを誘っていた。