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アンチも味方に変える弘中&みな実 “好きな女性アナ”支持層の変化

 毎年注目を集める『好きな女性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)。多くのテレビ番組などでも紹介される人気企画だが、17回目を数える今年はTOP5まで昨年と変わらないという意外な結果に。中でも、昨年初首位となったテレビ朝日・弘中綾香アナウンサーと、2位のフリーアナウンサー・田中みな実はさらに勢いを増し、女子アナ界を盛り上げている。かつては男性人気のほうがメインだった女性アナだが、彼女たちの存在により新たな変化が起こっているようだ。“あざとい系キャラ”も定着している2人の人気を不動にしたものとは?

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■才色兼備&優等生が鉄則  “アイドル化”していた 局アナ

 80年代後半のバブル期以降、テレビ局の花形職業として人気の的となってきた女性アナ。フジテレビに1988年入社で“花の三人娘”と呼ばれた有賀さつき、河野景子、八木亜希子や、日本テレビでは永井美奈子、米森麻美、藪本雅子がユニットDORAとして1993年にCDデビューするなどアイドル化に拍車。また日テレ以外は民放各局が毎年“女子アナカレンダー”を発売するなど商品化も恒例化。

 フジテレビでは、アヤパン(高島彩アナ)、カトパン(加藤綾子アナ)らのような“パンシリーズ”として冠番組を任されるなど、“パン”の称号を得ることがエースアナの証明にもなっていた(高島アナは同ランキング殿堂入り、加藤アナは今年は圏外ではあるがランキング常連)。

 そんなアイドル化の流れもあってか、元アイドルから局アナへの流れも2000年代以降に作られた。元モーニング娘。からテレビ東京に入社した紺野あさ美をはじめ、、日本テレビの市來玲奈アナ(元乃木坂46)、テレビ朝日の斎藤ちはるアナ(元乃木坂46)などが各局へ入社し話題に。華やかな“アイドル女子アナブーム”を牽引した“女性アナ像”は、以前ほど視聴者には求められていない傾向にある。

■女子アナ界の流れを大きく変えた、“殿堂入り”水卜麻美アナの存在

 才色兼備で優等生タイプのアイドルアナは男性からの支持を獲得したものの、同性からは煙たがれ、アンチを増やす一因ともなっていたた。

 その一方で、女性アナを取り巻く環境を大きく変化させたのが、日本テレビの水卜麻美アナの存在だ。きっかけは『ヒルナンデス!』で見せた“食いしん坊キャラ”。庶民派女性アナ像を確立し、同性からの支持を獲得。13年から5年連続で『好きな女性アナウンサーランキング』の首位に輝き、高島アナに続き2人目の殿堂入りを果たした。男性目線を意識することなく、女性として、自分らしいありのままの生き方を体現する水卜アナの存在は他局のアナにも大きな影響を及ぼし、ここから“女性アナ像”の風向きが変わった、と言っても過言ではない。

■“アナウンス力<タレント性” 局アナなのに“フリー”を謳歌する弘中アナ

 女性アナ人気の新しい潮流を作ったのは、田中みな実にも同様なことが言える。TBS時代は“ぶりっ子キャラ”でアンチが多い印象だった田中アナ。2014年にフリーになると、プライベートを赤裸々にバラエティ等で告白し、自身の「闇」「自虐」的な部分を見せ始め、独自の個性の追求を始めた。

 紆余曲折を経て、その後の田中アナの女性支持の獲得は言わずもがな。美容にこだわり、“新・美のカリスマ”とも呼ばれ、写真集『Sincerely yours...』(宝島社)は47万部以上を売り上げるなど、“女性人気を意識した”活動へとシフトしていった。

 数いるフリーアナの中でも、田中アナは抜きんでた存在へと変ぼう。彼女を追うように人気局アナのフリー転身が続き、2015年の川田裕美アナ、2016年の加藤綾子アナ、2018年の有働由美子アナ、2019年の宇垣美里アナなどが古巣から離れた。

 フリーに転身する理由はそれぞれだが、特定のテレビ局の枠に縛られない活動ができるのはもちろん、女優などを含めた新展開、CM出演によるギャラの増加など金銭面を含めたライフワークバランスの充実度をより求める傾向がある。

 その一方で、弘中アナは、テレビ朝日の一員でありながら、その枠に縛られない活動を多数果たしている。2019年8月31日には『弘中綾香のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)でラジオパーソナティーを務め、2020年1月2日には『新春TV放談2020』(NHK総合)に出演と、局アナとは思えない多彩な活躍ぶりだ。

 さらに、弘中アナの特徴として、報道情報番組の露出はほぼなく、バラエティ番組がメインであること。田中アナと共演の『あざとくて何が悪いの?』のほか『ノブナカなんなん?』『激レアさんを連れてきた。』などでは、タレント顔負けのトーク力を披露。視聴者からも彼女のタレント性を支持を支持する声が高い。「女子アナ=アナウンス力」ではなく、あざとい&ぶっちゃけキャラがアンチすらも黙らせる個性となっているようだ。その証拠に、見事に今回好きな女性アナ2連覇を果たし、史上3人目の殿堂入りの可能性も予感させる。

 弘中アナも田中アナも度々、他媒体の「嫌いなアナウンサーランキング」に登場することも多い。しかし、「好きの反対は無関心」の言葉のごとく“アンチ”は味方になる可能性もあるだけに、2人とも相手が誰でもズバッと切れ味の良い意見を言ってのける。独自の立ち位置を確立し反感を買いつつも、アンチを味方に変えてきた。

 弘中アナは特に、今時珍しい“あざとい・ぶりっ子キャラ”を演じるときもあるが、見事にその場の空気はしっかり読み取り、抜群のトーク力で、自分の役割をこなしている。いわば、アナウンサーとタレントの両方をやっているようなもの。彼女の場合、縛られないフリーアナより、“局アナ”という肩書きが逆に功を奏しているのかもしれない。同じくらい人気はある弘中アナと田中アナではあるが、順位の差はここにある。

 弘中アナは、90年代のアイドルアナ的な要素と、タレント活動もできるフリーアナの要素、その両方を合わせた、今の女子アナ界の中でインディヴィジュアルな絶対的立ち位置を確立させた“局アナ”だ。今回のランキング発表以降の、彼女たちの動向から目が離せない。

関連写真

  • 『好きな女性アナウンサーランキング』1位のテレビ朝日・弘中綾香アナと2位の田中みな実アナ(写真:田中達晃/Pash)
  • 2017年『好きな女性アナウンサーランキング』に“殿堂入り”した日本テレビ・水卜麻美アナウンサー(写真:田中達晃/Pash)
  • テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー(写真:田中達晃/Pash)

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