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山里の“10年回顧”に若林がツッコミ「ぬるくない?」 『たりないふたり』漫才前に不穏な空気

 お笑いコンビ・南海キャンディーズ山里亮太オードリー若林正恭による『たりないふたり2020〜春夏秋冬〜秋』の前半戦が、22日に放送(後1:45)。『冬』の漫才に向けて、山里がフリップで番組の歴史を振り返って、態勢を整えていくはずが、不穏な空気が漂うことになった。

『たりないふたり2020〜春夏秋冬〜秋』(C)日本テレビ

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 2010年1月から3月に日本テレビで放送され、ライブも行われた『潜在異色』のスピンオフ企画で始まった「たりないふたり」。人見知りで社交性・恋愛・社会性の“たりない”ふたりが、毎回さまざまなテーマを元に各々のたりない部分を暴露しあいながら、最後はそれらの恥部をすべて漫才に落とし込み披露していた。

 14年8月に開催した番組ライブ『たりふた SUMMER JAM '14 ―山里関節祭り―』以来、活動を休止していた2人だったが、19年の山里の結婚を受けて、同年11月に1日限りでライブイベント『さよなら たりないふたり〜みなとみらいであいましょう〜』を開催。当初予定されていた舞台上での打ち合わせを若林がすっ飛ばし、約80分と20分、2本の即興漫才で会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 今年9月に放送された「たりないふたり・夏」では、「冬に向けた漫才作り」の話し合いをするはずが、新婚・山里の赤裸々トーク全開に。妻・蒼井優とのエピソードを包み隠さずさらけ出し、その良妻ぶりに若林は「すげぇなぁ〜!」と感心しながらも「これはもうプレイですよ。奥さんとんでもない変態だよ(笑)」と挑発。結局その勢いに押され、妻にバレたくない素顔まで明かすなど波乱の展開となった。

 こうした経緯を経て迎えた『秋』。次の『冬』で漫才を披露するためにも「山里が若林より“下”になってしまった関係性から見つめ直さなければならない」と考え、山里が2人の出会いから現在までをフリップにまとめ、振り返っていく新しいスタイルを採用。山里が「私、山里亮太はいかにして若林正恭より“下に”成り下がったか?」をテーマに思いをぶつけていくことになったが、若林は「下っていう文字が2個も入っているじゃん。下にはなってないよ」と戸惑いの表情を見せた。

 2009年の中野での初会合での思い出を山里がかみしめるように語っていく中、若林は「申し訳ないけど、昼の視聴者は興味ないよ(笑)。このペースで振り返っていくの? いつ2020につくのよ?」とツッコミ。山里が「あの時(若林が自身に対して)『結局。天才なんですよね』っていう言葉も出てきたよね」と話すと、若林は「実際にそうだと思っていたし、今もそう思っているよ」と褒め合う展開となり「このテレビぬるくない? 中堅同士ですごいと思うよってお互い、オレ見ていられない」と漏らすも、山里の思いはさらに炎上させ、フリップの内容も濃いものとなり、翌週の後半戦を期待させる締めくくりとなった。

 番組を手がける安島隆氏は、自身のツイッターで「【#たりないふたり2020春夏秋冬・冬は新作漫才やります】。取り急ぎ会場だけ押さえました。山里&若林、新作漫才披露します。詳しくはまたご報告します」と伝えながらも「とはいえ、秋のピンチで本当に漫才できるか胃が痛い…誰かビオフェルミン…ジメジメ…せめて良い空気の頃の画像を」と昔の2人の写真を添付して紹介した。

 山里は放送中にも「お昼の視聴者さんも興味ないだろう…でも、言わなきゃ漫才できませんよ…ジメジメ」と実況ツイートをしていたが、安島氏のツイートにも反応し「戻せるのかしら…」ときたるべき冬の漫才への不安をのぞかせた。山里の思いが爆発した番組の模様は、HuluおよびTVerで見逃し配信される。

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