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野島伸司氏、アニメ作品に初参加で原案・脚本担当 完全新作『ワンダーエッグ・プライオリティ』来年1月放送

 完全新作オリジナルアニメーション『ワンダーエッグ・プライオリティ』が制作されることが9日、発表された。あわせてスタッフ情報も公開され、『高校教師』『家なき子』など数多くのドラマ作品を世に送り出した脚本家・野島伸司氏が、初めてアニメ作品に参加して原案・脚本を手掛けることがわかった。

アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』のティザービジュアル (C)WEP PROJECT

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 同作は、日本テレビ・ドコモ両社の出資するコンテンツ投資会社である有限責任組合D.N.ドリームパートナーズと、アニプレックスが初めてタッグを組みプロデュースし、2021年1月より日本テレビなどで放送される。

 制作発表にあわせて、ティザービジュアル・ティザーPV・メインスタッフ情報が解禁。監督は『22/7 あの日の彼女たち』キャラクターPVなどを担当した演出家・若林信氏、アニメーション制作は『空の青さを知る人よ』『約束のネバーランド』などで知られるCloverWorksが手掛ける。

 物語の詳細は不明だが、公開されたティザーPVでは、映像と音楽とともに「未来を変えたいならーー今はただ選択しろ」「さぁ、自分を信じてーー」という言葉が映し出されている。

 また、スタッフ陣からコメントも寄せられ、野島氏は「いつからかドラマにも『コンプライアンス』が侵食して、僕のような物書きは翼をもがれた感覚で、より自由度の高い場所を模索していました」と窮屈な思いをしていたとし、「今回、アニメの世界を描く場をいただき、本当に久しぶりに楽しかったです。アニメやゲームは日本が世界に誇れるエンターテインメントであり、リテラシーの高いアニメファンと向き合える事を嬉しく思います。1月クールでお会いしましょう」と喜んだ。

 若林監督は「登場人物が自分に似ていってしまうことがあります。人物を理解していこうとする過程で、自分だったらと考え始め、結果として動かしやすいように矯正してしまうのです。なので、今回は自分だったらをやめてみました。この子だったら?あの人だったら?他人を理解して動かすなんてできませんから、理解出来ない他人をただ見守るだけです」と作品作りを説明。

 「どう動くのかも分からないので、登場人物と対話できるようになれたら楽だなと日々思っています。しかし幸いにも僕の周りには登場人物達と似た人たちが一緒にこの作品を作ってくれています。その人たちの全てはやはり理解できませんが空気は感じられます。その空気でこの作品を呼吸させられたら、きっと「自分だったら」の尺度を超えられる気がしています。野島さんから託された脚本の魅力を余すことなく伝えられるように最後まで頑張ります」と意気込んだ。

 企画・プロデュースの植野浩之氏(日本テレビ)は「ANIPLEXさんと企画会議をしている際に、「アニメ業界にも業界以外の才能を入れていかないといけない」という話が出てきまして、「例えばあの野島伸司さんがアニメーションの脚本を書くというのはどう思いますか?」と問いかけました」と企画の経緯を明かした。

 続けて「そして、創作意欲と創作能力の高い野島さんが最近のドラマ制作の中で非常に窮屈な思いを抱いている中、アニメーションというフィールドの中でどう輝くのかというのがプロデューサーとしての一つのテーマではありました。ANIPLEXと日本テレビの共同プロジェクトとして、新進気鋭の若林監督とCloverWorksのスタッフが全身全霊で挑んだ作品となっていますので、楽しみにしていて下さい」と伝えた。

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  • アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』のティザービジュアル (C)WEP PROJECT
  • アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』の場面カット (C)WEP PROJECT
  • アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』の場面カット (C)WEP PROJECT
  • アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』の場面カット (C)WEP PROJECT
  • アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』の場面カット (C)WEP PROJECT
  • アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』の場面カット (C)WEP PROJECT

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