• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

伊集院&太田“ダブル光”深夜ラジオの衝撃と希望 ジェーン・スーが絶妙なネーミング「愛と信頼のスーパー悪ふざけ」

 深夜ラジオの魅力が存分に詰まった2時間だった。タレントの伊集院光が、8日深夜放送のTBSラジオ『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(毎週火曜 深1:00)に生出演。先月26日に新型コロナウイルスに感染し、今月7日に退院、現在療養中の田中裕二の代打として登場し、太田光との“ダブル光”による豪華タッグが実現した。『月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月曜 深1:00)、朝の帯番組『伊集院光とらじおと』(月〜木 前8:30)を担当する伊集院だが、冒頭30分間にわたって、太田とノンストップトークを繰り広げ、その後も長年の付き合いがある2人ならではのテンポ感で放送が進んでいった。

(左から)伊集院光、太田光 (C)ORICON NewS inc.

(左から)伊集院光、太田光 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

 太田が「ありがたい。本当にありがたい」と伊集院に代打出演を感謝。その後、太田の時事ネタトークに、伊集院が「オレいらないね(笑)。そのトーンでやるんだったら」とツッコミを入れながら、霜降り明星せいやの話題などでトークを繰り広げるなど、和やかなムードでスタートした。太田のトークに、伊集院は「6分で思ったこと、田中さんがすごい」とかみしめるように語りながら「田中さん、きょうのラジオを聞いているかどうか。オレは寝ていると思う。(JUNKの)宮嵜(守史)プロデューサーのところに、田中さんから『きょう、伊集院らしいね。楽しみだね』ってきたらしくて」と話した。

 その後、太田がタブーを無視して際どい話題を次々と放り込んでいくと、伊集院も自身の言葉で返していく、生放送ならではのトークを展開。太田が、ビートたけしが田中の代打として『サンデー・ジャポン』に出演することに意欲を見せていたことを明かした上で「いや、呼べるわけないじゃん。自分の番組にはリモートで出演しているのに…」と恐縮すると、伊集院が「そういうところも、たけしさんらしい気がするよね」と口にしていた。

 放送後、2人の写真とともに番組のホームページが更新されたが、そこに書かれていたのは「濃すぎる2時間。ここに内容を残すような野暮なことはしません」。太田と伊集院、そして両番組を長年聞いている『JUNK』リスナーとの信頼関係があるからこそ実現した濃密な2時間の生放送。

 今から3年前の2017年、ORICON NEWSのインタビューに応じた太田が、ラジオについて次のように語っていた。

 「普通の生活の中の一部になっているからね。『カーボーイ』は、途中で『飽きたな』っていう時期があって、コーナーを変えたり、丸々何も決めずにオレがしゃべり続けるとか、そういう試行錯誤をした結果、今が一番いい空気なのかな。意外とラジオから始まることが多くて、『カーボーイ』で政治の話を延々やって、そこから『太田光の私が総理大臣になったら』を始めた。ラジオで先に試してみることもあるから、場所というか…本当に生活の一部。伊集院とたまに話すんだけど、お互いラジオが好きだから、自分たちのラジオがなくなっても、自分の家にスタジオを作って、タダでもいいからやっていたいなって」

 そんな生放送から一夜明け、『らじおと』に生出演した伊集院は冒頭で「太田光っていう人と話すのは、まぁー楽しいんですけど、この先5年くらいはいいですね」と笑い声で回顧。「2時間たっぷりしゃべって。ぐったり疲れて寝ちゃうっていうのを超えると、もう眠れないんだよね。なんか体と脳みその疲れのバランスが取れなくなって、全然眠れなくて、うーん。スタジオの床にずっと横になっていた感じでしたね」との感想を口にした。

 その直後に放送された『ジェーン・スー 生活は踊る』(月〜金 前11:00)で、ジェーン・スーは「百戦錬磨のラジオリスナーのみなさんにこんなことを言うのも釈迦に説法ですけども、ラジオって元気になるねっていうくらい、元気が注入されるような感じだった」と絶賛。「愛と信頼のスーパー悪ふざけを2時間聞いて、これって、あの2人だけじゃなくて、聞いている人との間にもないと成立しないんだなってことを感極まったりして」との思いを口にした。

 ジェーン・スーは続けて「私なんか、超新参者の出入り業者だけど、なるべく多くの人に聞いてほしいと思うわけじゃないですか。新しくラジオに触れる人を作りたいっていうのは、しゃべり手も作り手も共通の思いじゃないですか。聞いている人も増えたらうれしいなと思っていると思うんですけど、同時に、昔からのお得意さんもいて。その方にも、より楽しめるコンテンツを提供するのって『生活は踊る』では難しいんですよ。なぜなら、私たちが新参者だから」と自身の伝え手としての葛藤も吐露。

 その上で「きのうはたぶん、長く聞いていればいる人ほど楽しめるっていう、超濃厚コンテンツで、くやしいっていうくらい。長年のお得意さんを置いてけぼりにしないっていうことも大事なんだよなと思いながら聞いていました。芸をもった(伊集院や太田とは)違う畑だし、この番組は技術をもったアナウンサーと新参者の出入り業者がやっている番組っていう違いもあるけど、私たちも何かできることがあるはず」と決意を新たにしていた。

 『JUNK』『らじおと』『生活は踊る』の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

>

 を検索