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さらば青春の光、刺激的な深夜ラジオ『タダバカ』の魅力を語る「強固な絆じゃなく…」

 お笑いコンビ・さらば青春の光が、11日に東京・シアター1010で一夜限りのライブ『ステゴロ 東京蔵出し編』を開催。「呼ばれればどこへでも行き、コントを行う」というコンセプトをもとに行ってきた、開催すれば即完必至の大人気シリーズのSP版。今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために座席数を減らし、「会場での観覧」と、PIA LIVE STREAMより「ライブ配信での視聴」のチケットを販売する。

さらば青春の光 (C)ORICON NewS inc.

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 TBSラジオ『さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ』(以下『タダバカ』 毎週土曜 深3:00)も大好評である2人のコントを存分に堪能すべく、新型コロナ感染防止対策を徹底。万全の体制で本番を迎えるように準備を進めている。ORICON NEWSでは、さらばの2人にインタビューを行い、前後編にわたって紹介する。後編では、熱狂的な支持を受けている『タダバカ』について話を聞いた。

■深夜ラジオ好きの東ブクロが後悔? リスナーのキャラ光るスピンオフ「一生できる」

――『タダバカ』は、初回から全面にカラーが出て、スタッフとリスナーの絆も深まっている印象です。

森田哲矢】僕もやっていて楽しいですね。特に今年の4月に深夜放送に移ってからは、ハチャメチャな感じが。ただただリスナーという●●●●●(過激な表現のため自主規制)を増やしているような感じで(笑)。一般的に、パーソナリティーとリスナーとの関係で、よく言われるような強固な絆とかじゃなくて、刺激でつながっているような気持ちです。

【東ブクロ】僕は深夜ラジオ好きでこの世界に入って、憧れがあって、いつか冠がついたラジオをやりたいなと夢見ていましたけど、今となってはいつ終わってもええと思ってますから(笑)。こんなにやっていて、何の充実感もないラジオはないですよね。

【森田】ハハハ。これがフリにしかなっていないですよね。終われと思っているうちは終わらないですよ(笑)、いや終わらせない。終わらないでほしいと思った時に終わっちゃうんじゃないですか。人生ってね、思い通りにいかないですよね。僕は(ブクロのことを)次世代のラジオスターだと思っていますので(笑)。

――東ブクロさんの嫁になりたいという女性リスナーによるクイズ対決「嫁決定戦」も、出場女性をめぐって男性リスナーたちがバトルをするスピンオフに派生していくなど、大盛り上がりしています。

【森田】オモロイですよね。今までは、あんまり自分のラジオを聞き返そうと思わないんですけど、土曜の深夜3時に起きていることが多いので、リアルタイムで聞いたりとか…。

【東ブクロ】聞いてんねや。オレ、いっかいも聞いてない。うわさだけ聞いていますけど、どういう編集をされているかも知らないですし。こっちはもう、垂れ流せって思っているだけですから。

【森田】ラジオって、普通は多少の打ち合わせがあるじゃないですか。この番組については、全部偽の台本と偽の打ち合わせをして本番に臨むっていう感じです(笑)。

――本編・ラジオクラウドでの放送含めて、リスナーがメインになる企画も多いです。

【森田】色濃い番組ですよね。登場人物のキャラがしっかりしているのでね、『北斗の拳』くらい、キャラ立ちしていますよね(笑)。「嫁決定戦」で有名になった、坂口ケンタウロスも、コーナーでメールを読んでもらったりするうちに、すっかり人気者になって。そういう中で、リスナーたちが、だんだんと自我を持ち始めていますから。自分は人気なんだっていうことをちょっと自覚していると思いますよ。(嫁決定戦のスピンオフ企画「坂口ケンタウロスの旦那決定戦」で人気となった)むけ男、駄作とかもね(笑)。
あとは、クオリティー云々は置いておいて、スピンオフって一生できるんやなって思いましたね。むけ男の親友を決める回とか、めちゃくちゃっすよね。もし大失敗しても、それが何かにつながればええっていう気持ちで臨めています(笑)。

【東ブクロ】『タダバカ』では、ほかの番組ではあまり聞いたことのないラジオネームの人が活躍してくれているっていうのは、ありがたいですね。

【森田】この番組には、特に愛があるわけじゃないけど、作家になれるんだったら、踏み台として使いたいっていう奴らもいますからね。だから、僕らは決してリスナーのことは信頼してなくて、いつ裏切られるかわからんっていう怪しさもあるので。あいつら、すぐニッポン放送の『オールナイトニッポン(ANN)0』で大物がやるとなれば、そっちに行きますから(笑)。だから、信用はできないっすよ。SNSでも「タダバカと迷って、きょうは佐藤栞里さんのANN0聞きます」っていうのをよく見ました(笑)。

■番組を支えるスタッフの熱量 空気階段とのつながりを自虐「きったねー2組がやっている(笑)」

――本来、パーソナリティーとリスナーは強固な関係だと言われますが、『タダバカ』は不思議な関係ですね。

【森田】もし、結婚を発表するとしたら「最初の報告はリスナーに」とかってよく聞きますけど、僕らはまったくそんなもんはないです。絆はないです(笑)。

【東ブクロ】僕にいたっては「聞くな!」と思っているので、何の愛着もわいてない(苦笑)。

【森田】ただ、僕が考える理想のラジオリスナーとの関係って、これくらいの温度感で。かねてから思っていたのは、ラジオ愛を振りかざしてくるなと。ラジオ愛があるがゆえに叩いてくるなと(笑)。僕らは、ちょうどいい距離感でやっていきたいです。

――番組としての今後について

【森田】ちょっと、ブクロの前では言えないですね(笑)。と言っても、僕もその日何をやるのか知らずに、スタジオに行くことが多いんですが。やっぱり、作家・AD・ディレクター、この3人の熱量がすごくて「なんとかおもろくしたい」という気持ちがあるので、僕はそれに乗っかっていきたいなと考えています。今はブクロがやられていますけど、オレが食らう回もあるでしょうし。

【東ブクロ】僕は毎週「何かあるんちゃうか」っていう気持ちで来ています。

【森田】(笑)。変に気負わずにやっているなと。タイトルが物語っているように、ただバカ騒ぎしていればいいっていう感じはしています。

――まだまだ「バカ騒ぎ」できる展開を期待しています。

【森田】いやーわからないですよ。上層部にめっちゃ怒られて、急に終わる可能性もありますから(笑)。それはそれでいいかなと思いますけどね。「わー怒られた。ごめんなさい」って。ラジオのフットワークの軽さとか、まだそこまでコンプライアンスが厳しくないところがいいなと思っているので、リスナーのみなさんが喜んでくれるのであれば、これからもやっていきたいです。

【東ブクロ】僕は終わるなら終われと思っていて、どうやって終わらせようかなと考えたりもするんですけど、収録やから何を言っても編集で切られるので。だから、生放送をやった時が最終回になるんじゃないかなと(笑)。

【森田】放送禁止用語を言って終わる可能性も出てきました(笑)。『タダバカ』の後には『空気階段の踊り場』(毎週土曜 深3:30)をやっていて、また似て非なるものっていうか(笑)、土曜の深夜3時台はきったねー2組がやっているっていうのも、いいんじゃないですかね。他局ですが、ニッポン放送さんの『オードリーANN』終わりで流れてきてくれるリスナーさんもいらっしゃるみたいで。

【東ブクロ】オードリーさんのラジオを聞いていると、改めて僕らみたいな感じで2時間やるのは無理やなって思いますね。だから、30分がちょうどええんやろうなと。

【森田】オレも長いことやりたくないから、30分〜1時間くらいかなと。聞いている方にとっても、カロリーを考えると30分くらいがちょうどええんやろうなと思いますね。

――きょうは、ここに来るまでに別のラジオ収録2本をすでに終えられたそうですね。

【森田】この日は、朝イチに『有吉の壁』が朝6時半入りで、夕方から90分のラジオを2本撮って、それで今から『タダバカ』というスケジュールです。ただ、一番しんどいのは『タダバカ』です(笑)。

【東ブクロ】さらにこの後、NBCラジオ佐賀『さらば青春の光の青春デストロイヤー』の収録があるので、この日だけで5本撮りですね。

【森田】その前に『タダバカ』で何をやるのか、まだ知らないので、ちょっとブクロにはこのまま残ってもらって、僕はスタッフさんと話をしてきます(笑)。

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