女優の大地真央と花總まりが2日、都内で行われた舞台『おかしな二人』の製作発表会見に出席。本作で初共演を果たす2人だが、宝塚の先輩・大地を前に花總は「目を見て5秒以上見つめられない…」と緊張の面持ちを見せ「少しずつ長く見られるようになっているので、思い切り楽しめたらいいなと思っています」と仲を深めていきながら、より良い舞台にしていくことを誓った。

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　喜劇作家ニール・サイモンの代表的コメディ作品で、これまでに映画化・ドラマ化もされている本作。1985年に発表された『おかしな二人・女性版』のブロードウェイ初演は、8ヶ月を超えるロングランを記録した。

　大地が演じるのは“無精者”のオリーブ。花總は“病的なまでに几帳面”なフローレンスを演じ、アパートの一室に対照的なキャラクターの2人を押し込める。さらに、シルビア・グラブ、宮地雅子、平田敦子、山崎静代がユニークな友だちを、芋洗坂係長、渡辺大輔が2人をかき乱すスペイン人の兄弟を演じる。

　花總の印象を聞かれた大地は「これからいろいろと発見があったり、お互いに一生懸命作っていく段階」とするも「はじけたらはじけるタイプなんだろうなと思っています。ちょこっとそういう面を感じました」とニッコリ。花總は「大地さんの面白いところが、これから稽古場に出ると思います」と期待を寄せた。

　本作の魅力を問われると、大地は「長い間愛されている作品ですから魅力はたくさんある。新たな魅力をこれから一緒に作り上げていきたいです」と意気込み。花總は「『コメディ作品に出たことがあるのかな』と思うくらいない」とコメディに新鮮さを感じ「自分を爆発させたい。コメディは難しいですが、気負わずに頑張っていきたいです」と話していた。

　舞台は、10月8日から25日まで東京・日比谷シアタークリエ。11月5日から11日まで大阪・梅田芸術劇場シアタードラマシティで上演される。