日本テレビ系『24時間テレビ43』（後6：30〜翌8：54）が22日、両国国技館からスタートした。夏の風物詩である同番組だが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、43回の歴史で初となる無観客で実施となる。

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　今年の番組のテーマは『動く』。これまで通りのことができなくなった今、出演者・スタッフ心をひとつに“43回目”ではなく“新しい日常での1回目”という決意で新たな24時間テレビを届ける。

　メインパーソナリティーをV6の井ノ原快彦、NEWSの増田貴久、Kis-My-Ft2・北山宏光、ジャニーズWEST・重岡大毅、King ＆ Prince・岸優太、総合司会は羽鳥慎一、水卜麻美アナウンサー、番組サポーターを徳光和夫が務める。

　オープニングではメインパーソナリティーの5人が中島みゆきの名曲「糸」を観客のいない会場でしっとりと熱唱。映像で著名人やアーティストたちが歌いつないだ。井ノ原は「お客さんはいらっしゃらないですけど、より視聴者のみなさんとつながれる年になるんじゃないかな」と語った。

　番組恒例の企画も異例づくし。公道マラソンは中止となり、代わりに24時間、公道ではない5キロの私有地を1周するごとに10万円を募金する『募金ラン』がまもなく開始。会場での体験募金も行わず、キャッシュレス募金を強化していく。

　また、午後11時から放送される『嵐にしやがれ24時間テレビスペシャル』から翌朝5時までの深夜ブロックは、出演者・スタッフの安全面に最大限配慮し、事前収録したVTRにて放送する。