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宝島社、最新企業広告はバンクシー作品使用「最後は勝つ。上がダメでも市民で勝つ。」

 出版社・宝島社の企業広告が21日、日本経済新聞に掲載された。今回の「最後は勝つ。上がダメでも市民で勝つ。」はコロナをテーマに、話題の覆面アーティスト・バンクシーの作品「花束を投げる男」を使用し、前向きなメッセージを発信した。

宝島社の企業広告「最後は勝つ。上がダメでも市民で勝つ。」

宝島社の企業広告「最後は勝つ。上がダメでも市民で勝つ。」

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 同社はこれまでも、商品名を打ち出さず、社会にタイムリーでエッジの効いた提言を投げかけ、多くの人々の記憶に残る企業広告を制作し、数多くの賞を受賞してきた。

 今回の広告意図について、同社は「見えない敵との戦いは続いています。私たちの生活は大きく変わりました。誰も経験したことのない状況に立ち向かい、人類は、世界は、前へと進んでゆきます。私たち一人ひとりに何ができるのか、何をすべきなのか。この広告が、考えること、行動すること、そのきっかけになれば幸いです」と説明している。

 SNSでは「まじ、これ。宝島社、よくストレートに言ったもんだ!」「『宝島社』の全面広告は最高!!!」「宝島社の広告はほんと毎回、世の中の痛い部分つついてくるよね」「朝刊の宝島社の広告に励まされました。元気をつけて進んでまいりましょう」などの反響が寄せられている。

 同社のサイトでは、今回の広告を含めこれまでの広告の一部が紹介されている。

■宝島社企業広告「最後は勝つ。上がダメでも市民で勝つ。」メッセージ
コロナとの戦いは続いている。
この国の強さは市民にある。
行動する一人ひとりこそが偉い。
リーダーシップなど期待するほうがバカ。
自分で考え、自分で動け。
難題を乗り越えるのは、
いつだって最前線の人間だ。
暮らし方で働き方で遊び方で、
さあ、今日も元気に戦おう。
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