俳優・三浦春馬さん（享年30）の所属事務所・アミューズは20日、公式サイトを通じて、三浦さんの密葬を執り行ったことを発表。あわせて、マスコミに対して、親族への取材や憶測での記事掲載について「ご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます」と呼びかけた。

　午後5時に更新されたサイトでは、三浦さんが18日午後2時10分に東京都内の病院で亡くなったことを報告し「大切な仲間のあまりにも突然の訃報に接し、悲しみという感情を超えてぼうぜん自失としており、悔やんでも悔やみきれないという思いです」とコメント。

　生前の三浦さんについて「中学生の頃から16年という長きにわたって共に夢を語り、歩んできた大切な仲間」と振り返り「一つ一つの作品に向かうエネルギーによって、本当に眩しく輝いていた彼の魂は、これまでの多くの作品と、それを受け取った全ての方の心の中で、決して失われることなく輝き続けることと思います」と記した。

　なお、三浦さんの葬儀は親族と相談の上、すでに密葬として執り行ったことを伝え、新型コロナウイルスの感染予防に配慮しながら、ファンや関係者に向けたお別れの会を別途、検討していることも明かした。

　三浦さんは1990年4月5日生まれ、茨城県出身。1997年にNHK朝の連続テレビ小説『あぐり』でデビュー。映画『恋空』で『日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞。その後、ドラマ『ブラッディ・マンデイ』、『ごくせん』等で一気に知名度をあげる。2017年にはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』にも出演。映画『君に届け』、『永遠の0』、『進撃の巨人』、『銀魂2 掟は破るためにこそある』など多くの話題作に出演していた。