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前田敦子、自粛期間経て子育て意識に変化「一生の宝に」

 女優の前田敦子(29)が、26日放送の日本テレビ系スペシャルドラマ『リモートで殺される』(後10:30)に出演する。今作は秋元康氏の企画・原案、中田秀夫監督の演出で、リモートでの会話を中心に繰り広げられるリアルタイムミステリー。物語は緊急事態宣言下という設定だが、現在、1歳の男の子の母親として子育てをする前田。変化する環境のなかに身をおきながら、子育てと女優業にまい進する彼女に話を聞いた。

スペシャルドラマ『リモートで殺される』に出演する前田敦子 (C)日本テレビ

スペシャルドラマ『リモートで殺される』に出演する前田敦子 (C)日本テレビ

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■トップアイドル・齋藤飛鳥との共演が「刺激になった」

 物語は高校時代の同級生6人、野島絵里(本田翼)、野村優作(新田真剣佑)、藤原太(柄本時生)、井上透(早乙女太一)、北川淳二(前野朋哉)、松園佳代子(前田)が、リモートで集まることから始まる。不可解な連続殺人に巻き込まれる6人の共通の秘密は、高校時代の同級生・田村由美子(齋藤飛鳥)の転落死を目撃したこと。果たしてその真相とは――。

 「秋元さんと歌以外でご一緒する機会は珍しいのでドキドキしています。連絡はいつもいただいていて、歌は『またやりたいね』という話はしていましたが、まさか秋元さん企画・原案のドラマに出られるとは…、びっくりしました。秋元さんは、これまでも私の出演作品を観てくださっていて、感想や意見をくださるので、いつでも観てもらえているイコール、いつでも観られているという感覚はあります」と恩師の反応に期待と不安の色をみせる。

 なかでも注目なのは、乃木坂46のフロントメンバーとして活躍するトップアイドル・齋藤との共演。彼女の話題になると、「飛鳥ちゃんのあまりの可愛さに『やばい!かわいい!』『バンビ?ひよこ?人間を超えた可愛さ!』と本田翼ちゃんと二人で思わず盛り上がりました(笑)。飛鳥ちゃんの隣に並ぶことがこのドラマの一番の恐怖だね、と話していました」と思わず声を弾ませる。

 「現役のトップアイドルというか飛鳥ちゃん自身、新しい時代の人という感じがします。これが新世代の美しさかと…進化していますよね。人間の進化の過程を見ている感じです。お人形さんみたい、とはこういうことかと…」とその圧倒的な“小顔”も含めて率直に感激したそう。そんな齋藤は前田に「どうしたらスタイルを維持できるのか」と質問をしていたが…。

 「今回、彼女の隣に並ぶことが糧になりました。このままじゃいけない。役のためにも痩せなければと刺激になりました。この1週間くらいでどこまで絞れるかチャレンジしました(笑)。食生活も気をつけられたのは彼女のおかげです」と他ならぬ齋藤の存在が刺激になったことを明かした。

 しかも共演シーンでは前田をはじめメインキャストは制服を着用。「制服がいわゆる優等生というか、パーカーを着ることもなく、純な制服なんです」と困り顔を浮かべる。「だからこそ、飛鳥ちゃんとの横並びは不安です。(笑)。それぞれが彼女と並ぶので男性陣はどうなるの!? 先生だね!と笑っていましたが、監督から『そこは夢の中、時空が違うと思って』と言われたので、気にせず楽しんでやれたらいいな」と、どのようなシーンに仕上がっているのか、こちらもみどころになりそうだ。

■「成長を毎日欠かさず見ることができた」外出自粛期間で出来た我が子との思い出

 すでに昨年には女優として仕事復帰を果たしていた前田。コロナ禍の子育てについて聞くと、撮影休止などによって「このタイミングで一緒にいられたことは大きかったな、と感じました。自粛期間中に歩けるようになり、外出自粛が解かれた頃には歩き回れるようになったので、一緒にお散歩に行けて…。成長を毎日欠かさず見ることができたことは“一生の宝”だと思いました」とポジティブに捉えている。

 「まだ子どもも、外を知らなかったのでストレスも溜まっていないように見えました。初めて立った時から一歩、踏み出して。全部を見ることができました」と成長を見逃すことなく、側にいられたことに感謝する。

 そして仕事と育児への意識の持ち方にも変化が芽生えた。「お仕事のありがたみ、当たり前はないのだなと実感しました。どの時間も大切にしていこう。こうしてお仕事できるのは幸せだし、その時間に向き合って、家に帰ったら自分の子どもに会える。すべての時間に対して切り替えられるようになりましたね。3ヶ月くらい家からほぼ出ず、ガッツリ子どもに向き合えたことで『子どもも成長しているし、自分も外で頑張ろう』というメリハリを持つことはできました」。

 一方で「お買い物に行くタイミングがどうしていいかわからなくて…」と、母としての悩みも。「子どもを連れて行ってはいけないと言われる時期もあったので、家族とスーパーには行かないほうがいいとか、なにが良くて悪いか、すごく気を遣いましたね。外食をしていいタイミングも、いまだに見計らっています。子どもを連れてお散歩は良くてもお店に入っていいものか…今も迷います」と振り返った。

 現在は撮影も再開。しかし、フェイスシールドや少人数のスタッフ、消毒など方法などは以前とは大きく変わっている。「本当に状況の変化についていかないといけない。これからたくさんのことが変わっていくのだろうなと感じるので、いかにスピード感をもってついていくか」と気を引き締める。

 「みんなで顔を見合わせてお仕事するということは人間には必要なことだな、と思います。これから、距離感は変わったとしてもちゃんと顔を合わせられるのはやっぱりいいなと。今後も、感染対策に気をつけつつ、顔を合わせてお仕事をする機会が増えていったら嬉しいですね」

 なお、放送終了直後から、動画配信サービスHuluでは、通常版だけでなく、新たな撮影シーンを加え、リモート画面の向こう側を描く「殺人の裏側編」を配信予定としている。


■前田敦子
1991年7月10日生まれ
2012年アイドルグループ・AKB48を卒業後も歌手、女優として活動。
近年の出演作はドラマ『伝説のお母さん』(2020年2月〜、NHK総合)、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(7月23日公開)、『劇場版 奥様は、取り扱い注意』(年内公開予定)など。

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  • スペシャルドラマ『リモートで殺される』に出演する前田敦子 (C)日本テレビ
  • スペシャルドラマ『リモートで殺される』に出演する前田敦子 (C)日本テレビ
  • スペシャルドラマ『リモートで殺される』メインビジュアル (C)日本テレビ

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