脚本家・俳優の宮藤官九郎（49）が、8日放送のTBSラジオ『ACTION』（月〜金　後3：30）に生出演。新型コロナウイルスに感染し、この日に放送されたTBSラジオ『赤江珠緒たまむすび／金曜たまむすび』（月〜金　後1：00）で仕事復帰を果たしたフリーアナウンサーの赤江珠緒（45）に対して、自身も新型コロナに感染した立場から祝福した。

　『たまむすび』エンディングのクロストークで、赤江アナが「宮藤さん、おかえりなさい」と向けると、宮藤も「お互い、よかったです。始まったときの情緒不安定、よくわかります」と復帰後の心境に同感。宮藤は続けて「アクリル板にまず戸惑いましたからね。本当におかえりなさい。よろしくお願いします」と和やかな雰囲気でトークを終えると、赤江アナは「日常戻ってきたっていう感じがして…」とかみしめるように語った。

　その後に迎えた『ACTION』のオープニングで、宮藤は「赤江さん戻ってこられてよかったですね。最初の方で、コロナのことしゃべっていましたけど、僕も朝部屋を掃除していて、入院した時にもらった書類のクリアファイルが出てきて」とコメント。「『こういう治療をします』と書いてあって、オレこんなに大変だったんだと。カテーテルをすることになったときの同意書だったんですけど、そうか大変だったんだと。きょう（赤江と）対面したら元気そうだったので、よかったですね」と改めて復帰を喜んでいた。

　この日の『たまむすび』および『ACTION』の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。

■赤江珠緒アナ『たまむすび』復帰までの主な経過
4月16日：番組内で、テレビ朝日系『報道ステーション』スタッフで新型コロナウイルス感染の疑いがあった夫が、PCRの検査の結果「陽性」だったことを報告。番組宛てに長文レポート寄せる。
4月18日：TBSラジオのホームページで、赤江アナの新型コロナ感染を発表。
4月29日：番組内にコメントを寄せ、自身が肺炎のために入院していると報告。16日同様、長文のレポートを寄せる。
5月6日：番組にコメントを寄せ、退院したことを報告。
5月12日：『荻上チキ・Session-22』（月〜金　後10：00）にメッセージを寄せ、医療従事者からの声も紹介。詳細なレポートで、新型コロナと医療体制などの現状を伝えた。
6月1日：番組エンディングで、代打を務めてきた外山惠理アナが、赤江アナが8日から復帰すると報告。

■宮藤官九郎『ACTION』スタジオ復帰までの主な経緯
3月30日：腎盂炎（じんうえん）のため、番組を欠席。
3月31日：新型コロナウイルス感染が判明。
4月13日；番組にコメントを寄せ「おかげさまで先週火曜日（7日）に退院することになりました。現在は自宅療養中ですが、いたって元気です」と現状を伝える。
4月20日：番組に電話出演し、謝罪するとともに自身の闘病生活などを語る。
5月11日：自宅よりリモート出演。
6月1日：スタジオ復帰。