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いくえみ綾氏、新作のアラフォー設定は意図せず「そんなつもりはなかった」 担当の一言で

 『潔く柔く』『プリンシパル』『G線上のあなたと私』などで知られる人気漫画家・いくえみ綾氏の最新作『1日2回』のコミックス第1巻が25日、発売された。

いくえみ綾氏の新作『1日2回』コミックス第1巻 (C)いくえみ綾/集英社

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 昨年9月より女性漫画誌『ココハナ』(集英社)で連載がスタートした同作は、画業40周年を迎えたいくえみ氏の新連載で、アラフォーの幼なじみ男女2人の物語。思春期も一緒にすごしてきた季(とき)とれみは、お互い別々の人と結婚したが、離婚、死別して再び出会う。人生の2ターン目で再び近づいた2人が、「どう歩んでいくのか」が描かれる。

 いくえみ氏は「読みきりを描いたら連載1回目みたくなってしまったので続きを連載にさせてもらいました。その読みきりの予告カットを送った時に担当さんに『アラフォーにも見えますね』と言われたのでそんなつもりはなかったんですがそうなのかなと思ってアラフォー設定にしました」と裏話を明かす。続けて「結果若い時と現在と両方描けてよかったです。そんな流されるままに進んでいってるお話です。よろしくお願いいたします」とアピールした。

 また、担当編集は「いくえみ先生の最新作はアラフォー幼なじみもの。二人は恋人にはならず他の人と結婚しますが、訳あって再び独身になったところから話が始まります。物語は現在パートと過去パートが入り混じりながら進みます」とストーリーを説明。

 「現在パートは距離感が絶妙な、れみと季と家族のあるあるがコミカルなタッチで描かれます。過去パートは死んでしまったれみの夫・忠を加えた三人の甘酸っぱい青春時代。過去の『あの時』がふと蘇る瞬間を結節点に、『今』の憂いや喜びが描かれます。私たちの日常でもふと出会う、『人生』を感じる瞬間に寄り添うような、滋味深い読後感の物語です。親近感あふれる、れみと季の日々をこれからどうぞお楽しみください」と呼びかけた。

 いくえみ氏は、1979年『別冊マーガレット』(集英社)に掲載された『マギー』でデビュー。短編を得意とし、時代とマッチした感性の作品で20代女性を中心に人気を得ている。2000年『バラ色の明日』で第45回小学館漫画賞、2004年より連載された『潔く柔く』は09年の第33回講談社漫画賞少女部門を受賞している。そのほか代表作に『POPS』『I LOVE HER』『太陽が見ている(かもしれないから)』など。

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