元サッカー日本代表の中田英寿氏が、あす18日放送の日本テレビ系『世界一受けたい授業』（毎週土曜　後7：56〜）に出演する。番組初となる課外授業スタイルで行われる『中田英寿・特別授業「日本が世界に誇れる伝統文化」スペシャル』にて、47都道府県20万キロを旅して再発見した伝統文化の魅力を中田氏自身が体験し、味わって伝えていく。

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　特別授業の発端となったのは、サッカー引退後、世界を旅する中で痛感した「僕は日本の文化を何も知らない」という悔しい思い。以来、2009年から日本国内1600ヶ所以上を巡ってきた。

　さまざまな日本の伝統文化に触れ「10年くらい日本全国を回ってきて本当に素晴らしい生産者、素晴らしい工芸家、いろんな方を見てきて、こんな楽しいものがあるということを皆に知ってもらいたいと思った」と中田氏はコメント。今回、日本三大銘茶のひとつ「狭山茶」の生産者・比留間嘉章氏の元で手もみ作業を体験し、手もみ茶を味わうと「すっときれいに抜けていく旨味」と、匠の技に驚嘆した。

　そのほか、石川県の九谷焼では絵付師・見附正康氏を訪ね、絵付けを体験し、秋田県では新政酒造で最近では珍しい木桶での酒造りを見学。鹿児島県の枕崎からは、鰹節づくり七十年の老舗・西村浅盛商店から“最高級鰹節”が出来上がるまでの工程を中継で紹介。大切な工程のひとつ『骨抜き』を体験する。