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『カメ止め!』誰にも会わず“完全リモート”で短編制作 上田監督「新たな仕事を創出するヒントに」

 2018年、製作費300万円と超低予算のインディーズ映画ながら興行収入30億円を突破、累計250館以上と異例の大ヒットを記録した映画『カメラを止めるな!』。同作を手掛けた上田慎一郎監督と『カメ止め』キャストが再結集し、スタッフ・キャストが一度も会わない“完全リモート”で短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』を制作中であることが13日、発表された。4月末〜5月頭の完成を目指しており、完成後はYouTubeで無料配信される。

短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』鋭意制作中 (C)カメラを止めるな!リモート大作戦!

短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』鋭意制作中 (C)カメラを止めるな!リモート大作戦!

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 新型コロナウイルスで世界中の人々が外出自粛を余儀なくされている中、「明るいエンタメを届けたい」「こんな状況でも作品や仕事がつくれる事を示したい」という上田監督の強い想いからスタートしたこの企画。「完全リモートで映像作品を作った奴らの話」を実際に完全リモートで制作し、現実とフィクションの虚実がないまぜになった今しかつくれない作品を目指す。撮影はビデオ通話の画面や、キャストがスマートフォンで自撮りを行い、これを上田監督が受け取って編集し完成させる。

 上田監督は「新型コロナウイルスの感染拡大。未曾有の事態に世界中が不安に包まれています。外出自粛要請、感染への不安により『人に会えない』状況が続いています。いま、自分にできること。それはやはり『明るいエンターテイメント』を創って、それを楽しんでもらうことだと思いました」と心境。「いま下を向いている誰かに前を向いてもらいたい。本作で誰かの暗い気分を少しでも明るくできたらと思います」と呼びかけた。

 また、「現在、仕事を失い生活の危機に瀕しているクリエイターが沢山います。そんな人達に『人と会えない状況でも知恵と工夫でものづくりは出来る』と前を向いてもらいたい。完全リモート制作の本作が、誰かにとって『新たな仕事を創出するヒント』になればとも思っています。現在、絶賛ドタバタと制作中です。どうぞお楽しみに!」と制作の意図を語っている。

 本作の未公開映像、監督・キャストからのメッセージを動画を13日に『MotionGalleary』にて立ち上がるクラウドファンディング『ミニシアター・エイド基金』内に特典として提供。さらに本作では「一般の方がリモートで参加できる」シーンも用意。詳細や参加の方法については近日中に『カメラを止めるな!』公式ツイッターから発信される。

<STORY>
新型ウイルスの感染拡大で外出自粛を余儀なくされている日本。
そんな中、自宅待機中の映像ディレクター・日暮の元に笹原、古沢の両プロデューサーからビデオ電話がかかってくる。「今月中に再現ドラマを1本作って欲しい」という無茶ぶり…。「家から出れないこの状況で撮影は出来ませんよ」と渋る日暮に、笹原プロデューサーが答える。「スタッフキャスト全員、自宅から一歩も出ず、一度も会わず、完全リモートで作ります」。かくして、完全リモートでの映像制作が始まる…!

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  • 上田慎一郎監督
  • 映画『カメラを止めるな!』

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