元女子レスリング日本代表の吉田沙保里らオリンピック女子金メダリストが、5日から3週連続で放送される日本テレビ系の番組『上田晋也の日本メダル話』（後5：00）に出演する。

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　お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也がMCを務める番組は『日本を変える、スポーツが持つ力』をテーマに、メダル獲得が期待されるアスリートを紹介する。スタジオゲストとして、吉田のほか、マラソンの高橋尚子、野口みずき、柔道の松本薫、競泳の金藤理絵、柴田亜衣といったオリンピック歴代女子金メダリストが集結。ゲストは百田夏菜子（ももいろクローバーZ）、かまいたちが出演する。

　これまで夏のオリンピックの個人種目で金メダルを獲得した女性アスリートは全21名。そのレジェンド達に、「練習が苦しすぎて逃げ出したことがある？」「金メダル獲得のためのピーキングの秘訣とは？」「現役時代、実は恋愛してました」など、今だから話せる「金メダル獲得の裏にあった驚きの秘話」を聞く。

　五輪3大会連続金メダリストで、個人戦119連勝、世界大会16連覇、霊長類最強女子の名をほしいままにした吉田。そんな吉田の五輪連覇を支えたのはライバル山本聖子の存在だった。2003年アテネ五輪代表選考会、吉田は当時世界女王として君臨していたライバル山本を倒し、アテネ五輪代表に決定。アテネの出場を逃した山本は引退、その後吉田は輝かしい成績を収めていった。

　そんな吉田に、北京五輪直前に試練が訪れる。ワールドカップで格下のアメリカ選手にタックルを返されまさかの敗戦。個人としての連勝記録は119で止まった。試合後、号泣して落ち込む吉田に1通のメールが届く。それはかつてのライバル山本からのメッセージだった。「私は、今でも一番強いのは沙保里だと思っているよ」。現役時代、ほどんど会話もしたことがなかったライバルからの励ましに吉田は奮起。見事北京で2大会連続の金メダルを獲得、ライバルの言葉が吉田を連覇に導いた。

　シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋は現役時代、多い日は1日80キロもの距離を走りその肉体を鍛え上げてきたという。そのふくらはぎはなんと太ももよりも太く鍛え上げられていた。その筋肉のせいで体内の鉄分が多くなり、空港の保安検査場で何も持っていなくても引っかかってしまう事件も。

　金メダルを獲得したシドニー五輪では小出監督との仰天エピソードを公開。レース当日、小出監督は「20キロ地点と30キロ地点で応援する」と高橋と約束していた。約束の20キロ地点ではしっかり応援していたものの…30キロ地点にはいないというハプニング!?　実は20キロ地点で金メダルを確信した小出監督は30キロの約束をすっぽかし、スタジアムで一足先に祝杯をあげていたという。