3日放送のTBS系バラエティー番組『中居正広の金スマスペシャル』（後8：57〜）では、3月29日に亡くなったコメディアン・志村けんさんをしのび、昨年4月5日に志村さんが出演した特集を再編集した特別編を放送した。

　番組冒頭、司会の中居正広は「僕自身もジャンルは違いますが、たくさんの影響をもたらしてくれた一人です」と志村さんを追悼。昨年放送のVTRでは、志村さんがめったに話さなかった人生、両親のこと、笑いを志した理由、さらにドリフターズ、いかりや長介さんへの思いなどが語られた。

　番組終盤では志村さんが、自身のあとに続く多くの後輩芸人への言葉を求められ、「お笑いってあったかいものだと思うんですよね。勇気を与えたりパワーになる。だから、まずそのパワーを自分が持ってないとダメだよということです。そうしないと与えられない」と、コメディアンとしての哲学を語っていた。

　この特集で再現VTRに登場していたのが、ダチョウ倶楽部の肥後克広と上島竜兵。番組最後では追悼放送に寄せた2人のコメントも紹介され、肥後は当時を振り返り「楽屋を訪ねると『2人が出るって知らなかったよ！ 面白かったよ。ありがとうなぁ』とお礼を言われました。そこから小学生時代の話になり、何をしゃべっているのか聞き取りづらいシャクレ同級生の話、クレヨンを食べる女の話など、ものまねしながら話してくださり、周りの人も大爆笑でした」と懐かしんだ。

　上島も「再現VTRをやらせていただきありがとうございます。金スマの収録後、志村さんからご連絡を頂いて飲みに連れて行っていただきました。その時『スタジオで再現VTR盛り上がったよ！』と喜んでくれて、もう何十回も聞いた話なのに、『あれ、本当なんだよ！』と何度もお話してくれました。金スマスタッフさん、志村さんの番組を作ってくださりありがとうございました」と感謝を伝えていた。