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沢尻エリカ被告「全てが幻だった」と猛省 薬物制御できず依存状態告白

 合成麻薬のMDMAとLSDを所持したとして、麻薬取締法違反の罪で起訴された女優の沢尻エリカ被告(33)の初公判が1月31日、東京地裁(瀧岡俊文裁判官)で開かれた。被告人質問で沢尻被告が薬物使用の後悔を自らの言葉で語った。

沢尻エリカ被告が乗っているとみられるワゴン車 (C)ORICON NewS inc.

沢尻エリカ被告が乗っているとみられるワゴン車 (C)ORICON NewS inc.

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 黒のスーツに白のワイシャツ姿で入廷した沢尻被告。被告人質問で、弁護側から「薬物を使用してもたらされるものは何か」と問われ、「逮捕されて多くのことを失って初めて気づいたこと。それは自分の中で薬物をコントロールして、いつでも止められると思っていた。ですが、それは大きな間違いでした。気がつけば薬物を制するより、制される状態になっていました」と、薬物依存に陥っていたことを告白した。

 続けて「心配して叱ってくれた方に耳を傾けることなく、現実から逃避した世界で薬物がつなげてくれた偽りの友情にとらわれ、そこから抜け出すことができなくなってました」と過去の自分を冷静に振り返り、「非生産的な日々からは何も生まれなかった。全てが“幻”でした。結果、全てが害だった。そして心の底から後悔しています」と反省を口にした。

 証人として出廷した主治医によるとMDMAとLSDに関しては依存は認められなかったが、大麻については「軽度の依存症があったのではないか」とした。今後は通院しながら治療を行い、定期的にキットで検査を受けるという。

 最終意見陳述で沢尻被告は「全力で更生することが唯一の償い。二度と繰り返さないように必ず立ち直っていきたい」と裁判官を見据え、ハッキリとした口調で語った。

 起訴内容を認めた沢尻被告に対し、検察側は1年6月を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。判決は2月6日。

 起訴状によると、沢尻被告は昨年11月16日、目黒区の自宅マンションで、カプセル2錠に入ったMDMAの粉末0.198グラムのほか、LSDを含んだ紙片と液体計0.685グラムを所持したとされる。一部報道によると、沢尻被告はいずれの麻薬も元交際相手のファッションデザイナーの男性(共同所持容疑で逮捕、不起訴)から受け取ったと説明しているという。

 初公判は一般傍聴席19席を求め、2229人が列を作った。倍率は約117倍だった。

 沢尻被告は昨年11月16日に逮捕、12月6日に保釈された。所属事務所のエイベックス・マネジメントは今月30日、沢尻被告の近況について「医療施設において専門家の指導の下、更生にむけて治療などに励んでおります」と報告している。逮捕の余波は大きく、現在放送中のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にも出演予定だったが、代役が立てられ撮り直しとなっていた。

関連写真

  • 沢尻エリカ被告が乗っているとみられるワゴン車 (C)ORICON NewS inc.
  • 沢尻エリカ被告 (C)ORICON NewS inc.
  • 沢尻エリカ被告の初公判の一般傍聴席を求めてできた長蛇の列 (C)ORICON NewS inc.
  • 沢尻エリカ被告の初公判の一般傍聴席を求めてできた長蛇の列 (C)ORICON NewS inc.
  • リストバンド型の傍聴整理券が配布された様子 (C)ORICON NewS inc.
  • 沢尻エリカ被告が乗っているとみられるワゴン車 (C)ORICON NewS inc.
  • 沢尻エリカ被告が乗っているとみられるワゴン車 (C)ORICON NewS inc.

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