先天性四肢欠損症で作家の乙武洋匡氏が6日、都内で義足歩行の公開練習を行った。乙武氏は、2018年4月から足首や膝部にモーターを搭載したロボット義足プロジェクトに参加。「本当にしんどい。肉体的にも、精神的にも負担があるんですけど、開発中の技術によって、将来、救われる人がいると思えば頑張れる」と話していた。
「膝がない、腕がない、歩いた経験がない」という“三重苦の身体”で歩行に挑んでいる乙武氏。それは、両足に5キロのおもりをつけて歩くようなハードな運動で、かなり体力を消耗する。この日は、撮影のために10メートルくらいの距離を休みを挟んで計2往復しただけで汗びっしょり。
実用化には、まだまだ越えなければならない壁が立ちはだかっているが、体を張ってこのプロジェクトに取り組んでいる乙武氏。実は「自分が歩きたいと思ってやっているわけではない」と打ち明ける。「自分のためだったら、ここまで頑張れていない。もっとサボろうとするし、心折れていると思う。それくらい、しんどい。ですが、この義足が実用化されるのを待っている人がいる、この義足開発から生まれたしテクノロジーが、次世代の役に立つかもしれないという思いが、奮い立たせてくれる」。
そういった心境の裏には「3年半前のことでいろんな方の期待を裏切ってしまった。もう一度、誰か役に立てるかもしれないチャンスをいただいたことを感謝している」とも話していた。
この義足プロジェクトの全貌をまとめた著書『四肢奮迅』(講談社)も発売中。公開練習にはプロジェクトチームの遠藤謙氏(義足エンジニア)、沖野敦郎氏(義肢装具士)、内田直生氏(理学療法士)が立ち会った。
「膝がない、腕がない、歩いた経験がない」という“三重苦の身体”で歩行に挑んでいる乙武氏。それは、両足に5キロのおもりをつけて歩くようなハードな運動で、かなり体力を消耗する。この日は、撮影のために10メートルくらいの距離を休みを挟んで計2往復しただけで汗びっしょり。
実用化には、まだまだ越えなければならない壁が立ちはだかっているが、体を張ってこのプロジェクトに取り組んでいる乙武氏。実は「自分が歩きたいと思ってやっているわけではない」と打ち明ける。「自分のためだったら、ここまで頑張れていない。もっとサボろうとするし、心折れていると思う。それくらい、しんどい。ですが、この義足が実用化されるのを待っている人がいる、この義足開発から生まれたしテクノロジーが、次世代の役に立つかもしれないという思いが、奮い立たせてくれる」。
そういった心境の裏には「3年半前のことでいろんな方の期待を裏切ってしまった。もう一度、誰か役に立てるかもしれないチャンスをいただいたことを感謝している」とも話していた。
この義足プロジェクトの全貌をまとめた著書『四肢奮迅』(講談社)も発売中。公開練習にはプロジェクトチームの遠藤謙氏(義足エンジニア)、沖野敦郎氏(義肢装具士)、内田直生氏(理学療法士)が立ち会った。
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2019/11/06