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NHKで60年ぶりプロボクシング中継 井上尚弥 vs. ノニト・ドネア

 ボクシング主要4団体の世界チャンピオンや世界ランカーによる真の世界一を決めるトーナメント、『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)』。11月7日に開催されるバンタム級決勝のカードは、井上尚弥(日本)とノニト・ドネア(フィリピン)。この一戦を、NHK-BS8Kで中継することが決定した。(地上波ではフジテレビが中継)。

11月7日、『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)』バンタム級決勝「井上尚弥 vs. ノニト・ドネア」をNHK-BS8Kで生中継(写真は井上尚弥、NHK提供)

11月7日、『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)』バンタム級決勝「井上尚弥 vs. ノニト・ドネア」をNHK-BS8Kで生中継(写真は井上尚弥、NHK提供)

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 テレビで初めてプロボクシング中継したのは、NHKで昭和28年(1953年)、白井義男の試合だった。しかし、その後、昭和30年代後半以降はプロボクシングを中継しておらず、この試合はおよそ60年ぶりの中継になる。

 井上は、世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)の世界バンタム級王者で、ニックネームは“モンスター”。2012年のプロデビュー後は、18戦18勝(16KO)と驚異的な強さを持つ、日本プロボクシング界のエース。対するドネアも世界5階級制覇を達成し、左フックの閃光のような鋭さから“フィリピーノ・フラッシュ”の愛称で親しまれている。

 そんな“世紀の一戦”に、社会の注目度合いも桁違いということもあり、ボクシング中継から遠ざかっていたNHKが、フジテレビの協力のもと、放送が始まったばかりのBS8Kのチャレンジのひとつとして中継に踏み切ることに。

 8Kのハイスピードカメラによるスロー映像は瞬時の動きを鮮明に記録。肉眼では見えないパンチを、細かい筋肉の動きまで詳細に記録できる。従来のテレビの約16倍の画素数のある8K超高精細映像と、22.2チャンネルの立体音響で、臨場感たっぷりにボクシングの世界最高峰の戦いをライブで伝える。BS8Kでは中継に加えて、試合ハイライトも随時、放送予定。

 また、12月23日に開催される、WBA世界ミドル級タイトルマッチ「村田諒太 vs. スティーブン・バトラー」の試合もBS8Kで中継する(地上波ではフジテレビが中継)

■NHK-BS8Kでの放送情報
【中継】
11月7日 後9:00〜
【ハイライト 】
11月10日 後4:00〜、ほか

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  • 11月7日、『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)』バンタム級決勝「井上尚弥 vs. ノニト・ドネア」をNHK-BS8Kで生中継(写真は井上尚弥、NHK提供)
  • NHKでのボクシング中継はおよそ60年ぶり(写真は井上尚弥、NHK提供)

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