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声優・岩居由希子『コナン』歩美役つかんだ“1万円拒否” タクシー代より「次の仕事で呼んで」

 人気アニメ『名探偵コナン』少年探偵団の少女・吉田歩美役で知られる声優の岩居由希子が18日、東京・専修大学 神田キャンパスで行われた『2019年 専修大学大学院公開講座』に登場。「いえ、そのお金は要りません。次の仕事で呼んでください」と約20年前の当時、出演したアニメ作品の収録後の打ち上げでタクシー代1万円を拒否したことで、自身の代表作となった『名探偵コナン』歩美役に起用されるまでに繋がったドラマチックな経緯を説明し会場を驚かせた。

歩美役に起用されるまでに繋がったドラマチックな経緯を説明し会場を驚かせた岩居由希子 (C)ORICON NewS inc.

歩美役に起用されるまでに繋がったドラマチックな経緯を説明し会場を驚かせた岩居由希子 (C)ORICON NewS inc.

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 1995年から活動をスタートした岩居。デビュー作は『マクロス7』だそうで「オペレーターC役のあくび1つ。これが私のアニメデビューでした。本当ですよ?」と駆け出し時代を回顧。そして「そろそろ芽が出ないなら辞めた方がいいかもしれないと悩んでいた時期」に出会ったのは、アニメ『行け!稲中卓球部』最終回のゲストヒロイン・星野純子役だったという。

 この悩んでいた時に考え方を少し変え「『どうせ辞めるんだったら、やりたくても出来なかったことをやってみよう』と思いついてしまい、(自己)アピールすることにした」とやり残しがないように攻めの姿勢に切り替えたと告白。

 同アニメが最終回だったこともあり収録後に打ち上げが開かれたそうで、2次会、3次会…と最後まで残って参加し「終わった時は朝に近くて…。当時は千葉に住んでいたのですが、音響監督さん、ディレクターさんから『岩居ちゃん、もう帰られないだろうから、タクシー代をあげるから帰りなさい』と1万円を渡されて…。その時に『いえ、そのお金は要りません。次の仕事で呼んでください』と言ってみました。やってみたかったんですよね〜」とドラマなどで見かける展開を恥ずかしそうに語りつつ「それで呼ばれたのがオーディション、『名探偵コナン』でした」と今の代表作出演に繋がっていると明かし会場を再び驚かせた。

 『名探偵コナン』が放送されたのは96年。オーディションは毛利蘭役を受けたそうだが「残念ながら落ちてしまったのですが、『ちょうど誰も決まっていない役がある。小学生の女の子の役が空いているよ』ということで、その音響監督さんが私を推薦してくれたんです」と起用までの経緯を明かし「後々わかったのですが、その音響監督さんは、新しい人材を発掘するのが好きな人だったみたいで。そこで、うまく噛み合い大ラッキーが起きて今に続いています。そんな約20年前でした」と感謝していた。

 専修大学は大学院からの知を発信することを目的に、一般の方を対象に同講座を11月29日までの期間中、毎週金曜日に実施している。その中の企画として「漫画・アニメの役割語(全4回)」を開催する運びとなり、岩居が講義。この日は、子どもから大学生、年配など幅広い方が、岩居が明かす貴重な声優業について学び、アフレコ体験の場ではアドバイスも送られ目を輝かせていた。

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  • 歩美役に起用されるまでに繋がったドラマチックな経緯を説明し会場を驚かせた岩居由希子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2019年 専修大学大学院公開講座』の様子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2019年 専修大学大学院公開講座』に登場した岩居由希子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2019年 専修大学大学院公開講座』に登場した岩居由希子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2019年 専修大学大学院公開講座』に登場した岩居由希子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2019年 専修大学大学院公開講座』の様子 (C)ORICON NewS inc.

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