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2年半で小学生13000人が体験、LIXILが展開する“心を育てる”授業

 東京2020オリンピック・パラリンピック開催まで1年を切り、スポンサー各社によるイベントやキャンペーンが本格化している。そんな中、住宅設備メーカーLIXIL(リクシル)では、2017年より小学校高学年に向けた体験型授業『ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>』を展開しているのを知っているだろうか。

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 同授業は“スポーツ義足の体験”と“座学”によって進められ、“スポーツ義足の体験”では、実際に義足を履くことで義足を使いこなすことの難しさを体感し、“座学”では義足を使用しているアスリートの経験談を聞く。義足や義足使用者と実際に触れ合うことで、多様性への理解を深める内容となっている。

 活動の目標は“誰もが暮らしやすい社会づくりに貢献する”こと。では、なぜ住宅設備メーカーのLIXILがこのような授業を始めたのか。担当者の水越雅美氏はこう話す。

「2020年に開催される東京オリパラのゴールドパートナーにならせていただいて、オリパラを通じて会社として出来ることを考え始めたのがきっかけです。LIXILはこれまで、誰もが使いやすい製品づくりをしてきましたが、モノと心どちらも育てられるよう、スポーツを通じて何かを伝えられるプログラムを作りたいと思ったんです」

 授業は2017年4月にスタート。2年半を迎えた今年9月、開催校は全国190校を突破、約1万3千人が体験した。当初は、子どもたちに“多様性を尊重すること”を学んでほしい、と願っていたが、自分たちの気づきにもなっていると水越氏。

「子どもの方が『壁がない』ことが衝撃的でした。例えば、『なんで足がないの?』『痛い?』『不便じゃない?』のように、私からすると『ええっ! そんなことを聞いて大丈夫なの?』と思うようなことを聞いてしまうんです。私自身、初めて義足使用者とお会いしたときにどう接すればいいかわからなかったので、素直に接する子どもを見て驚きました。これまでは、障がい者のほうに壁があると感じていたのですが、むしろ自分たちの方に壁があることに気づかされました」

『ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>』を実施することで共生社会の実現を目指す同社。「それは『自分とは違う誰かを思いやる気持ち』を誰もが持っている社会だと思うんです。“心”を育てることで、相手を思いやる行動をとれる。思いやりを受け取った人が、また違う誰かを思いやる……。その連鎖で、社会は変わっていくのではないでしょうか」と水越氏。

 授業を通じて思いやりの心を育て、“誰もが暮らしやすい社会づくりに貢献する”。同社によるモノと心の両面から真のユニバーサル社会を実現するための活動は、今後も全国各地での開催を予定している。

関連写真

  • 『ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>』を体験する子どもたち。
  • 『ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>』での記念撮影。
  • インタビューに応じた水越雅美氏

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