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本当にやりたいことを突き詰めたら…元猿岩石・森脇和成がたどり着いた「ふわっとした立ち位置」

【REACTION】vol.2 森脇和成
 「何か、仲間連れてハワイとか行っている番組があるじゃないですか。すごく嫉妬しながら見ています。遊びが仕事につながる一番いいパターンですよね」。今や芸能界のセンターに立つ男、有吉弘行(45)への嫉妬を“元相方”森脇和成(45)は隠さない。「連絡は全然取ってないですね。6歳の頃からの付き合いなので、何か『元気?』みたいなのもこっ恥ずかしいじゃないですか。僕が本当に食べることもできなくなって、死にそうだっていう時に連絡したいと思いますが、今は何とかやっていけているので」。天国と地獄を味わい、復活を遂げた男と元相方。森脇は別の道で“再起”を模索している。

森脇和成 (C)ORICON NewS inc.

森脇和成 (C)ORICON NewS inc.

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■『電波少年』で味わった理不尽 芸能復帰4年で実感「もうブレイクしたくない」

 今から23年前に放送されたバラエティー番組『進め!電波少年』のヒッチハイク企画で大ブレイクを果たした。「今考えても、本当に果てしない企画でした。理不尽なことが必ず発生して、それが面白い訳だから、そこへの理解がないと絶対に無理でした。それがきっかけで、皆さんに注目していただいたのですが、当時はうれしい反面ストレスに感じる場面もあって。別に悪いことをする訳じゃないんですけど、街を歩いていて指を差されることもありました」。2004年3月にはコンビを解散、サラリーマンとして働いた後、15年に再び芸能界へと戻ってきた。

 「お芝居をやりたくて戻ってきました。芸能復帰して4年になりますが、サラリーマンをやっていた頃に比べると自分の好きなことを生業にできているので、すごく充実していますね。猿岩石の頃みたいに目立っていないので、できればこのままふわっとした立ち位置でいたいです(笑)。今の生活がブレイクして(壊れて)しまいそうだから、もうブレイクはしたくない」。今は舞台をベースに活動を行っているそうで「実は、この取材の後も舞台のけいこなんです」とうれしそうにチラシを差し出した。

 「今は事務所に所属せず、フリーです。劇団ノーティーボーイズというところでお芝居をやっていまして、お仕事のペースとしては、3〜4ヶ月に1本舞台をやりながら、歌のライブをやってみたり、営業をいただいたり、企業のパーティーに呼んでいただいています。猿岩石のピークだった頃と比べると、収入は3ケタくらい違うんじゃないでしょうか(苦笑)。いろんなことをやったんですよ。どれも大成してないんですけど、それを肥やしにしながら、何とか食っているという感じで、今は本当にサラリーマンの時にもらっていた金額を何とか維持しようと頑張っています。でも、自分がやりたいことでそれができるのは本当にありがたいです」

■さまざまな経験で得た“気づき” 45歳ではじまる第3章「昔とった杵柄はそのまま置いて」

 さまざまな経験をしてきた今だからこそ、気づいたことがある。「仕事にしても、趣味とか遊びにしても、僕は思いついたらやろうとするタイプで。ひとつのことを続けている人を見るとすごいなと思うんですけど、やりたいと思ったことはどんどんチャレンジしてみて、嫌だと思ったらやめて次に進めばいいのかなと。今は、SNSなどで個人が発信できる時代になって、いろんな分野への窓口もオープンになってきているので、何も怖がる必要はないと思います」。

 最近では、原点回帰とばかりに“でんぱ調査”企画にも挑戦している。グローバルWiFiのYouTubeチャンネル『激烈!グローバルでんぱ調査隊inタイ』では、往年のヒッチハイク旅を彷彿させるようなさまざまな困難に直面しながら、体を張った姿を見せている。「この年齢で体を張った企画はさすがにキツかったですけど、ヒッチハイクの時に行った場所などもあって、当時を思い出したりしました」。

 ともにヒッチハイクをしていた有吉は、この動画を見たらどういった反応を示すだろうか。「『何やってんだよ』って鼻で笑うでしょうね(笑)。鼻でも笑ってくれたらありがたいです。(有吉には)いつまでも売れていてほしいです。彼が活躍することで僕が消滅することがないので、何かありがたいですね。僕が応援するっていうのは変ですけど、地元の友だちとして応援していますし『すげーだろう元相方』みたいな気持ちになります(笑)。一方的に僕が思っているだけかもしれないですけど、何か今でも精神的につながっている感覚です。彼の活躍はチラチラ目に入るので刺激にもなりますし。土俵は違うけど、僕も頑張ろうという気持ちになっています」。

 猿岩石、サラリーマン、そして俳優。2度の転身を経た今、理想の未来がある。「今の夢はノーティーボーイズが有名になって、僕も引き上げてもらえることです。これは本気で思っていて、僕はもう自分が猿岩石であるという自覚はないですし、舞台に来てくださるお客さんの中にも僕のことに気づかず帰られる方もたくさんいらっしゃると思うんです。その中で『あの人、良かったね』と言っていただけるとうれしい。昔とった杵柄はそのまま置いておいて、今は森脇和成としてやっていきたい」。

■森脇和成(45)。1994年に有吉弘行(45)とお笑いコンビ・猿岩石を結成し、デビュー。1996年にバラエティー番組『進め!電波少年』のヒッチハイク企画で大ブレイク。歌手としても「白い雲のように」が大ヒットして第39回日本レコード大賞新人賞を獲得するなど活躍したが、2004年に3月コンビを解散して芸能界を引退。サラリーマンとして働いていたが、15年10月に芸能界復帰を発表した。グローバルWiFiの通信環境が快適かを探る動画番組『激烈!グローバルでんぱ調査隊inタイ』(全4話)が同社YouTubeチャンネルで公開中。

「REACTION」
人生は反応の連続。どういう局面で、どういう選択をするかによって、自らに返ってくる反応も変わってくる。さまざまな分野で活躍する人々の【REACTION】にスポットを当て、どういう道のりを経て現在にいたったのか、注目作が出来上がるまでの過程などを紹介していく。

■でんぱ調査隊公式ホームページURL
https://townwifi.com/lp/denpa/
YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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  • 森脇和成 (C)ORICON NewS inc.
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  • 森脇和成が出演する劇団ノーティーボーイズプレゼンツの舞台『ぼんじり』
  • 『でんぱ調査隊』公式ホームページのバナー画像
  • 森脇和成 (C)ORICON NewS inc.

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