ハリウッド俳優のキアヌ・リーブス（55）が主演する人気映画シリーズ第3弾『ジョン・ウィック：パラベラム』（10月4日公開）のジャパンプレミアが東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。キアヌは「ハロー！　トーキョー！　コンバンワ！」と日本語であいさつ。サプライズゲストのきゃりーぱみゅぱみゅから花束を手渡されると、「忍者ドレスも最高。ファンタスティック！」とハイテンションになり、直後に照れて客席に背を向けるという、シャイな一面がダダ漏れ。そんなキアヌの姿にファンは大喜びだった。

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　キアヌが来日するのは、前作『ジョン・ウィック：チャプター２』以来、2年3ヶ月ぶりで、チャド・スタエルスキ監督（50）とともに、シリーズ3作品の来日プロモーションとしては、“皆勤賞”。特に最新作は「日本リスペクトがてんこ盛り」という触れ込みで、きゃりーも「スリルもアクションもすごかったんですが、日本をモチーフにしている部分がたくさん出てくるのでそこを注目して見てほしいです」と売り込んだ。

　劇中には、キアヌ演じる伝説の殺し屋ジョン・ウィックを狙う最強の刺客として、寿司職人を装った忍者集団が登場。寿司屋「平家」の店内BGMとして、きゃりーの大ヒット曲「にんじゃりばんばん」が使用されている。

　きゃりーと初めて対面したキアヌは「お会いできてうれしいです。（きゃりーの）作品を拝見させていただいて、すごく興味が湧きました。エンターテインメントであって、哲学やハートがこもっているような気もする」と、コメントした。

　寿司職人が刺身包丁から日本刀に得物を持ち替え、ジョン・ウィック暗殺に動き出す…といった展開も。スタエルスキ監督は「キアヌも僕も黒澤明監督の映画、チャンバラフィルム、サムライムービーが大好き。日本のマンガ、日本のアニメ、マーシャルアーツに武士道にも感銘を受けている。日本の文化の独特の味わいにも興味があったので、今回、いろいろ使わせてもらいました」と説明。キアヌは「僕たちが受けた影響、受け取った情熱を作品としてお返しできるのは大変うれしいことです」と話していた。

　ジャパンプレミアでは余興として、“本物の忍者”江戸隠密武蔵一族の弥圓佐助が鮮やかな身のこなしで登場し、由緒正しき「印」を結ぶ動作を披露。「臨・兵・闘・者・皆・陳・裂・在・前」と9つの呪文を唱えながら、手刀を9回切り、キアヌたちも一緒に印を結ぶポーズでカウントダウンして、「エイ！」。ここでも、はしゃいでいるかと思えば、照れているキアヌの姿が見られた。

　同映画は、“殺し屋を始末する殺し屋”“1本の鉛筆で3人を瞬殺”など、数々の伝説と共に裏社会を震撼させてきた最強の殺し屋ジョン・ウィックが、裏社会の掟を破ってしまったことで、闇の組織によって1400万ドルの賞金をその首にかけられ、全世界の殺し屋たちのターゲットとなってしまう。反逆の逃亡者となった男に襲いくる最強の暗殺集団を前に、その伝説に終わりの時が迫る…。ノンストップ・キリングアクションが進化を遂げて、ついに壮絶なクライマックスへ。

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