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菅田将暉、教師の労働環境問うドキュメンタリーでナレーション 『3年A組』きっかけに起用

 俳優の菅田将暉が15日に放送される福井テレビ制作でフジテレビで放送される『福井テレビ開局50周年記念番組 聖職のゆくえ〜働き方改革元年〜』(深2:55 ※関東ローカル)でナレーションを務めることがわかった。働き方改革元年といわれる中で教師の働き方が改めて問われている昨今、教壇に立つ教師の姿を追いかけながら、あるべき教師の労働環境について警鐘を鳴らす内容。菅田は自身初のドキュメンタリー作品ナレーションに挑んでいる。

 1992年にFNS各局の番組制作力の向上と、そのノウハウの蓄積を図るという趣旨のもと設立され、今回で28回目となる『FNSドキュメンタリー大賞』。(大賞など受賞作品は後日発表)。毎年フジテレビ系列局が独自の視点とアプローチで、個人が抱える問題、地域の諸問題などに迫る作品を送り出している。今回はそのノミネート作品の一つである同番組が放送される。
 
 福井県内の教員が新採用から7ヶ月で自殺した。福井テレビ報道部・小川一樹ディレクターは裁判を起こした両親を取材すると、教員の過酷な実態が見えてくる。県外では教員の過労死も珍しくないことを知り、教員の実情を直に探るため学校への取材を試みた。しかし、学校への取材は難航。最後に頼ったのが自分の母校。校長の理解を得られ5ヶ月に渡り現場に密着すると、多忙さはすさまじいものだった。

 また、公立教員にのみ適用されている法律『給特法』の改正を求め、文科省に3万の署名を直接届けた現職教員にも密着。なぜ給特法改正を訴えるのか?その疑問から法律について探り、制定された50年前当時の背景とそこからの学校の変遷をひもとくと、『給特法』は50年以上放置され、忘れ去られる存在になっていたことが浮かびあがってきた。教員の働き方改革が叫ばれる令和の時代。小川ディレクターは「教員の命をもって訴える遺族、現職の教員の声、学校の実態の深掘りから、待ったなしで求められる教育現場の変革について訴えます」。

 そしてこの作品に声という役割で寄り添うのが今年1月期の連ドラ『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』(日本テレビ)で教師を熱演した菅田。小川ディレクターいわく同番組取材のタイミングと同時期に『3年A組』が放送されており、「『3年A組』の放送を重ねる度に、ドラマ、そして菅田さんの見事にはまっていた教員役への世間の反響は大きくなっていきました。そして私が福井市内の中学校に密着取材していた時、ある先生が生徒に“最近よくみるテレビ番組は?”と聞いたところ、間髪入れずに何人もの生徒が『3年A組』と答えました」とその影響力の高さを現場で実感。

 「その時、教員の働き方について、世の中の人に自分事として捉えるくらいに真剣に考えてもらうには、今まさに菅田将暉のナレーションで伝えるのが一番だと感じました。大人や学生だけでなく、中学生のような若い世代にも見てもらい、考えてもらえるようにと、そう思い菅田さんにお願いしました」とオファー。

 「菅田さんにお会いすると、ナレーションはニュース特集を一度だけやったことがあるもののあまり経験はなく、55分といった長尺、しかもドキュメンタリーは初めてと聞きました。しかし、菅田さんの地元に教員をやっている友達もいて、自分自身もかつて教員への夢を抱いていたこともあったとのことで、過酷な教員の現状、そしてその働き方改革にスポットをあてた番組であればやろうと、ナレーションを引き受けていただくことができました」と経緯を語った。

■菅田将暉コメント

この度、語りを担当させていただきました。

『3年A組』という作品に携わり、放送終了後も様々な反響が僕の元にも届きました。

今回のナレーションのお仕事もその一つです。

僕にできることは大それたことではないですが、受け取って下さる方がいて、それを入口としていろんなことを“考える”機会が増える。

僕らの仕事の意義はそこにあると思いました。

今の先生たちの現状に“このままじゃいけない”と声を上げる人がいます。

決してその声は人を傷つける声ではなく、僕はとても優しい声だと思いました。
そして、必要な声だと思いました。

始まりは小さな声でもきっと僕らがちゃんと受け取り耳をそばだてればそれはとても大きな声になります。

気持ちの良い音が乱反射する社会。

そんな社会になればと願っています。

関連写真

  • 『聖職のゆくえ〜働き方改革元年〜』でナレーションを務める菅田将暉
  • 夜遅くまで職員室で仕事する教員(番組より)

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