『ハリー・ポッター』のスマートフォン向け最新AR位置情報ゲームアプリ『ハリー・ポッター：魔法同盟』が2日、日本で配信がスタートした。ワーナー・ブラザースジャパンとNianticの共同開発で最新の拡張現実（AR）技術を使い魔法の世界を再現しており、プレイヤーは魔法使いとなって魔法界を揺るがす“大災厄”に立ち向かっていく。現代を舞台に、2011年公開の映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』から8年ぶりにハリー、ロン、ハーマイオニーが帰還する。

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　同ゲームは、6月21日にアメリカやイギリスなど、世界35ヶ国以上の国と地域ですでに配信されているAR位置情報ゲームで、アプリランキングで1位を次々と獲得している。

　魔法界のものがあふれてしまったマグル（＝非魔法族）の世界を舞台に、プレイヤーは“国際機密保持法特別部隊”の新入隊員として、魔法道具や生物などをあるべき場所に戻し、未曽有の大災厄の謎を解き明かしながら、魔法界を守るために現実世界へ冒険に出るというストーリー。主人公は大人になったハリー（CV：小野賢章）、ロン、ハーマイオニーの力を借りるため、映画『ハリー・ポッター』シリーズの続きが描かれる。

　『ポケモンGO』などで知られるNianticが開発に携わっており、ゲームも『ポケモンGO』のポケストップやジムようにマップに表示された、回収対象である「魔法の痕跡」、呪文エネルギーを補充する「宿屋」、魔法薬の調合に使う「材料」、魔法界の場所へVRのような没入感のある体験で行くことができる「移動（ポート）キー」などを発見することができる。また、同ゲームの国内初の公式パートナーがソフトバンクに決定し、街中のソフトバンクショップが「宿屋」「砦」として登場する。

　戦闘もあり、現実世界の建物や風景を背景に、原作にも登場した死喰い人や狼人間などの敵とバトル。具体的には“魔法の痕跡”と遭遇すると360度全方位型の最戦隊AR＋技術によって3D体験をすることになり、画面上に表示された杖の動きをなぞることで呪文を放ち、敵を倒したり仲間を救うことができる。

　また、「砦」と呼ばれる現実世界の場所を訪れると、戦闘スキルのテストが。RPG体験ができるエリア「魔法使いチャレンジ」では、強敵とのリアルタイムマルチプレイバトルができ、仲間の魔法使いとの協力プレイによって高レベルの脅威に挑むことでレアな報酬を受け取ることができる。さらにプレイヤーは、闇払い、魔法動物学者、教授などの職業に就くことができ、職業の異なるプレイヤーと協力することで、レアなコンテンツを開放することが容易になる。

　この日、都内で行われた発表会ではNiantic社の川島優志氏が「リアルイベントも検討しており、近いうちに発表できると思います」、ワーナー・ブラザースジャパンの土合朋宏氏も「驚くと思いますよ。詳しくは言えませんが（ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの）彼らと一緒に発表できると思います」と伝えた。

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