お笑いタレントの西川きよし、吉本新喜劇座長のすっちー、座員の池乃めだか、吉田裕、NMB48の吉田朱里、お笑いコンビ・ビスケッティの佐竹正史が6日、首相官邸で安倍晋三首相を表敬訪問した。佐竹は安倍首相のものまねで知られるが「複雑ですね…」と感想を漏らした。

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　28日、29日に大阪府で開催される『G20サミット』と、『G20サミット』開催に伴い27日から4日間にわたって阪神高速で大規模かつ長時間の交通規制が行われることの周知活動を吉本興業が協力。4月20日に安倍首相が吉本新喜劇に出演した際に、すっちー扮するすち子が「今度、ウチに行ってもよろしい？」とおねだり。安倍首相が「ぜひ、どうぞ」と快諾したことから表敬訪問が決まった。

　安倍首相のものまねで知られる佐竹は、きよしたちを出迎え、首相の席に着席。ものまねで「首相官邸にようこそお越しくださいました」と話したところで、本物が登場。すっちーから「なんか、おかしいわ思ったわ。あんた、ニセモンやな」とツッコんでいた。そして安倍首相が「この前は、どうも」と話すと、すっちーは「ホンマに来ちゃいました。お招きいただき、ありがとうございます」と経緯を説明しながら感謝した。

　佐竹について安倍首相は「複雑ですね。こんな感じなのかと」と本音をぶっちゃけ。ただ、似ているところを問われると「ありますね、残念ながら…。声のトーンと語尾の部分が」と“公認”を与えていた。

　一方、佐竹はものまねで気を使うポイントについて「記者の方が政治的な質問をされたりする」と明かし、「事実をさせていただいてから」と決めフレーズでごまかすという。そんな話を聞いた安倍首相は「あんまり気を使ってないですよね」とツッコミ。会場は大爆笑だった。

　さらに、安倍首相が「この前“松竹”新喜劇に…」と軽くボケると、全員でズッコケ芸を披露。すっちーは「いきなりボケはったわ」と笑っていた。そして新喜劇出演の際にギャグをやって滑ることを危惧したため、無難な出番になったそう。「緊張していた。せっかくならギャグを飛ばそうと思ったけど滑ったら、そこだけを取り上げられるから嫌だなと…」と。

　安倍首相は「今は違いばかりが強調されるんですが、みんなで協調できるところ、同じ考え、共通点を見つける見出すという日本ならではのサミットにしたい」と話した。

　『G20サミット』に伴う交通規制の詳細は大阪府のホームページで公開されている。