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吉永小百合、上皇さまと美智子さまへの思い、語る

 BS朝日の2時間スペシャル番組として、過去5年半あまりに31本制作されてきた『皇室スペシャル』。その中で、昨年4月からの「退位までの遥かなる旅路」シリーズの7回目で、完結編となる『皇室スペシャル 退位までの遥かなる旅路 完結編〜上皇さまと美智子さま 永遠のメッセージ〜』が、12日(後9:00〜10:54)に放送される。

5月12日放送、BS朝日『皇室スペシャル 退位までの遥かなる旅路  完結編〜上皇さまと美智子さま 永遠のメッセージ〜』令和の時代となり、上皇上皇后になられた陛下と美智子さま(C)BS朝日

5月12日放送、BS朝日『皇室スペシャル 退位までの遥かなる旅路 完結編〜上皇さまと美智子さま 永遠のメッセージ〜』令和の時代となり、上皇上皇后になられた陛下と美智子さま(C)BS朝日

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 「退位までの遥かなる旅路」シリーズは、ご退位の日まで残り1年となった天皇陛下と美智子さまが退位までどのように過ごされるのか、退位後どのようにお暮しになるのか、最新情報を伝えるとともに、懐かしい秘蔵映像や貴重な証言の数々で、当時の天皇陛下と美智子さま、そして日本の姿を振り返ってきた。

 令和の時代となり、上皇上皇后になられた陛下と美智子さま。改めて、ご成婚から60年、皇太子皇太子妃として、天皇皇后として、お二人が残されてきたお言葉、文書ご回答、歌をひも解き、私たち国民が心に刻むべき“永遠のメッセージ”に迫る。

 完結編の語りは、1966年に美智子さまが作詞された「ねむの木子守歌」を歌い、原爆詩の朗読などで平和への想いを一つにしてきた女優・吉永小百合が担当。吉永が語りを務めるのは、4月末にリニューアルオープンした広島平和記念資料館の音声ガイドを担当して以来。番組では、「戦争と原爆」「被災地の福島」「11回訪問された沖縄」「国際親善」「ハンセン病や公害の教訓」「外国人との共生」など、お二人の歩み、お言葉などを振り返っていく。

 上皇さまと美智子さまを“希望の光”と感じてきたという吉永は、ナレーション収録で一つひとつの言葉に万感の思いを込めた。「胸がいっぱいになって、(ナレーションの)最後はどう読んでいいか、という感じでした。これからは、お出ましになったり、お言葉をお聞きすることがなくなってしまうのだろうと思うと、少しつらいものがありました。今までにいろいろとお話になったことを、私たちが忘れずに…。例えば沖縄の人たちに対する思い、ハンセン病の方たちへのお二人の思いを忘れないで、自分たちの生活とともに、いろいろなことに温かい思いを向けられるようにしなければと、今、思っています」と言葉を選びながら神妙に語った。

■美智子さまとの交流、思いを語る

 吉永の美智子さまへの思いはひとしおだ。「美智子さまがなさっていらっしゃることに感動しました。美智子さまの後ろを歩いていきたいと思ったこともありました。世界の子どもたちに本を読ませる活動など、本当にいろいろなことをなさっていらっしゃる。いつも憧れている方です」と話す。

 実際にお目にかかる機会もあり、詩への深い造詣にも感銘を受けた。「美智子さまが永瀬清子さんの作品『降りつむ』を英語に訳されたことで、初めて永瀬さんの存在を知り、舞台で読んだこともあります。(ハンセン病患者だった詩人の)塔和子さんのドキュメンタリー映画(『風の舞〜闇を拓く光の詩〜』)では、詩を朗読しました。美智子さまが塔さんに会ってくださり、彼女もそれを生きがいに最後まで頑張ってこられたと思います。そういう話はいつまでも残ります。すべてのハンセン病の療養所を訪ねられたというのは、ご公務を超えていらっしゃる。大変なことだと受けとめています」。

 最後は、上皇上皇后両陛下のこれまでのご活動に改めて深い感謝を示し、「本当に大変だったと思います。上皇さまはご病気もあって、お疲れではと感じるときもあり、いつも美智子さまが支えていらした。これからはお二人がいらっしゃりたいところへ、さりげなく訪ねられるといいと思っています。お元気で、お二人の人生を作っていっていただけたらと思っています」と結んだ。

■収録を終えて

――最後は「お二人は心の羅針盤」という語りをされていましたが、ご自身の気持ちと近いものがありましたか?
【吉永】私の、というよりも、番組を制作された皆さんと、日本に生きている人たち、みんなの思いじゃないかしらと考えます。

――令和になりましたが、吉永さん自身はどう生きていきたいと思いますか?
【吉永】なかなか難しいですね。自分のできる範囲のことを少しずつやっていくしかないと思います。

――上皇上皇后両陛下の歩みを拝見すると、吉永さんがライフワークとされている原爆詩の朗読、福島での活動は、重なる部分があるのでは、と思いました。
【吉永】私は俳優ですから、詩を読んだり、表現者として、自分のできることを、いろんな状況の中でつらい思いをしている人たちのためにやりたいということはあるんですけどね。美智子さまがやっていらっしゃることは私たちのお手本です。温かい思いを感じて、みんなで大変な状況にいる人たちをサポートしていけば、もっと日本も良くなるような気がします。

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  • 5月12日放送、BS朝日『皇室スペシャル 退位までの遥かなる旅路  完結編〜上皇さまと美智子さま 永遠のメッセージ〜』令和の時代となり、上皇上皇后になられた陛下と美智子さま(C)BS朝日
  • 語りを担当する吉永小百合(C)BS朝日

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