安倍晋三首相が20日、大阪・なんばグランド花月に来場。吉本新喜劇の舞台へ出演するというサプライズ演出で、会場の観客を騒然とさせた。

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　いつものテーマが流れ、新喜劇がスタート。すっちー、池乃めだか、清水けんじ、高橋靖子らがステージへ現れ、すっちーの飴まき、めだかの「見下げてごらん」といったおなじみのくだりも行われると、会場は大盛り上がり。ここで、めだかが友人だと呼び込んだのが、安倍首相。その姿に会場からは「え〜!?」「うそっ！」と、どよめきが。すち子（すっちー）の「静かにするー！」の声で、やっと笑いと拍手が起こった。

　すち子の「どなたですか？」との質問に「安倍晋三です」と改めて自己紹介。すち子から「そんなわけない！　ものまね芸人だろう」と疑いの目を向けられるも「本物です」とアピールした安倍首相は、世界の首脳が集まって、主に経済について話し合うG20が、6月28日、29日の2日間大阪で行われることを話し、大阪には独特の文化、人情、食べ物があると説明した。さらに「四角い仁鶴をま〜るく収める」というおなじみのフレーズも披露し、さまざまな問題への解決策を見出したいと意気込んだ。

　すち子は、SPの目が鋭くてほとんど話しが入ってこなかったとこぼしながら「今度ウチ行ってもよろしい？」と安倍首相にお願い。安倍首相も「ぜひどうぞ」と笑顔で応えた。最後は手を振りながらステージをあとにした安倍首相。姿が見えなくなったあとも、会場はどよめきが止まらず、すっちーも「こっから（普通の新喜劇に）戻れる？」と、初めての経験に驚きを隠せない様子だった。