「クレヨンしんちゃん」劇場版シリーズなど“大人が泣ける”アニメーションの巨匠・原恵一監督の最新作で、女優・松岡茉優が声優初主演を務めるアニメ映画『バースデー・ワンダーランド』(4月26日公開)。同作で主人公・アカネ(松岡)と関わる重要人物を演じているのが杏と麻生久美子だが、2人の共通点は過去に原監督の作品で“声優デビュー”を飾ったこと。声の才能を見出してくれた原監督と再び現場を共にする心境を語った2人のコメントが到着した。 プロの声優らと長年仕事をしてきた原監督は、俳優の“声”に注目してしまうそう。杏は『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』で葛飾北斎の娘でヒロインのお栄、麻生は『カラフル』の主人公・真の母親役でそれぞれ声優デビューしたが、「杏さんも麻生さんも当時起用したとき、声優に向いている声だと思っていました」とその才能を確信したという。その後、杏は『アンパンマン』映画や洋画の吹替え、麻生は細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』など、今では2人とも声の仕事で確実に存在感を示している。
2019/04/05