“作家”として活動するお笑いコンビ・ピースの又吉直樹と、人気グループ・NEWSの加藤シゲアキの2人によるフジテレビ系バラエティー番組『タイプライターズ〜物書きの世界〜』が、6日放送（前10：53）から物書きのゲストの方がいま興味を持っている世界や事柄などを“取材”していくスタイルにリニューアル。今回は、『1R1分34秒』で第160回芥川賞を受賞した町屋良平氏をゲストに迎え、彼がこだわる“血流”を良くするべく、食、運動などの体験を通じて、“作家・町屋良平”の感性、キャラクター、モノの考え方などを探っていく。

　又吉と加藤が待ち合わせ場所に向かうと、そこには既に足湯に漬かりながらスマートフォンを触っている町屋氏の姿が。実は、そこで小説を書いていたという町屋氏は、普段から家のお風呂に漬かりながらスマートフォンで小説を書いているそう。体を温め血流をよくすることで良いアイデアが浮かび、小説が書けるという独特の執筆スタイルが明かされる。

　続いて3人は、町屋氏が希望するボクシングエクササイズへ。暗闇の中で光と音の演出で気分を高め、集中力を研ぎ澄ませた状態でサンドバッグにパンチを打ち込む、最新のボクシングエクササイズ“ボルトボックス”を体験する。心拍数を上げることを目的にしているため、想像以上のハードなエクササイズに、町屋氏は「こんな事になるとは思わなかった」とリクエストしたことを後悔し、又吉は「3時間休憩しましょう！」と提案。登録して2年になるジムに一度しか行っていないことを告白して笑わせた。

　「普段、趣味程度にキックボクシングをやっているが、こんなにハードではない」という加藤は「サンドバッグを使った動きが独特でやりにくかった」とつらさを訴えると、又吉は「パンチがきれいでしたよ」と感心。さらに、指導してくれたインストラクターに又吉は「しゃべりながらずっとやっていた先生は、もしかして世界で一番スタミナがある人なんじゃないかと思った」と尊敬の眼差しを送っていた。

　続いて、血流が良くなるグルメを求めて溶岩焼肉店に入る一行。先に待っていた番組の常連作家、中村文則氏と羽田圭介氏も合流して、町屋氏とその作品の魅力を一緒に語ることに。今回から、羽田氏を講師役としてゲストの魅力を紹介するコーナー『羽田圭介の作家・町屋良平をまるハダか！』がスタート。町屋氏とは特に親しい間柄ではないものの、芥川賞発表の前に「僕は町屋さんが取ると思いますよ」とテレビで大胆予想し見事に的中させていた羽田氏が、自らゲストの関係者に事前に聞き込み取材を行い、物書きの真髄に迫っていく。

　そして、新コーナー『本好きの芸能人の今オススメしたい一冊！』もスタート。今回は、本が大好きな押切もえと東出昌大が、オススメの一冊を紹介する。