宝塚歌劇団・元トップスターの北翔海莉が27日、都内で行われた明治座『ミュージカル ふたり阿国』制作発表会に出席。母親で所属事務所の社長が、ファンクラブ運営で得た所得を申告しなかったとして刑事告発されたと報じられた件について、「大変お騒がせしてしまい、みなさまにご心配とご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。私自身が宝塚に入りましてずっと芸事ばかり打ち込んで参りました。自分のファンクラブを把握できなかったところには、自分に落ち度があると反省しています」と謝罪した。

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　「皆さまの失ってしまった信頼を、また一からスタートして築き上げていき、誠心誠意、真心を込めて舞台に務めていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします」と伝えた。

　報道では、北翔の母親で所属事務所の社長が、ファンクラブの売り上げを申告せず、2016年の1年間で、およそ1億2100万円の所得を隠し、所得税およそ4900万円を脱税した疑いが持たれていると伝えられている。

　同作は、明治座の今春に上演されるもので、時代劇をベースに色んなジャンルの音楽と俳優陣を融合させたミュージカル。戦乱が耐えない時代に、同じ芸の道を志ながらも別々の生き方を歩む2人の“おくに”の姿が描かれる。

　作品や役の第一印象について主演を務める阿国役の北翔は「せりふが非常に少なくて、一言に重みがある。せりふよりも歌が多く、立ち回りも入ってくるので非常に楽しみ」と語った。

　この日は、AKB48の峯岸みなみ、玉城裕規、坂元健児、コング桑田、モト冬樹、細貝圭、雅原慶、伊藤裕一、市瀬秀和、中村誠治郎、田尾下哲、中屋敷法仁も出席。ミュージカルは3月29日から4月15日に、東京・明治座で公演される。