サザンオールスターズの桑田佳祐が、故・渥美清さん主演映画シリーズ22年ぶり50作目となる新作『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(12月27日公開)のオープニングに出演し、おなじみの主題歌「男はつらいよ」を歌唱することが20日、わかった。山田洋次監督から手紙でオファーされた桑田が即座に快諾した。
もともと桑田は自身の冠レギュラー番組に『桑田佳祐の音楽寅さん』(2000〜01年、09年/フジテレビ系)と名付けるほど、寅さんや山田監督の大ファン。09年のAct Against AIDSコンサートは『映画音楽寅さん チャラン・ポランスキー 監督・脚本・主演 「男はしたいよ」』と題し、「男はつらいよ」を歌唱するなどしてきた。
桑田がテレビ番組で「男はつらいよ」を歌っている映像を見た山田監督は「実にうまい!」と大感激。22年ぶりに新作を製作するにあたって「ぜひ、新しい寅さんの幕開けをあの素晴らしい桑田さんの『男はつらいよ』で始められないか。できれば出演もしていただき、華を添えてもらえないだろうか」と提案し、桑田に向けて熱い手紙を書いてその想いを伝えた。
山田監督は「なんとかして桑田君に主題歌を歌ってもらいたいと強く願って直接に手紙を書きました。いわばラブレターです。その承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかった」と振り返り、「桑田君が歌う『男はつらいよ』は、人を優しい気持ちにさせ、元気づけてくれる。記念すべき50作目のオープニングを飾るに相応しい名シーンとなりました。桑田君、『寅さん』の世界に飛び込んで来てくれてありがとう!『音楽寅さん』はまさに『映画寅さん』でもあった。渥美さんもきっと喜んでくれると思います」と手応え十分の様子。
大ファンだった『男はつらいよ』の主題歌歌唱と出演が実現した桑田も「山田洋次監督始め、山田組や松竹映画スタッフの皆様には、何と御礼を申し上げたら良いのか言葉もございません」としみじみ。「主題歌を歌うシーンで、私のおぼつかない演技に、暖かく御指導をいただきましたことは、一生の思い出です。今回、この夢のようなお話を頂き、本当にありがとうございました。そして天国におられる渥美清さんには、心より深く感謝申し上げます」と感謝しきりだった。
映画『男はつらいよ』シリーズは、1969年8月27日に第1作が劇場公開。97年公開の『寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来22年ぶり50作目となる最新作は、車寅次郎(渥美さん)の甥・満男(吉岡秀隆)とかつて思いを寄せていたイズミ(後藤久美子)のその後の物語。久しぶりに再会した2人を軸に、寅次郎の妹で満男の母・さくら(倍賞千恵子)、満男の父・博(前田吟)をはじめ、カフェに生まれ変わった「くるまや」を囲む人々の今が描かれる。
■山田洋次監督コメント
桑田佳祐という人と渥美清さんは、心情において深く重なっているのではないか、と前々から思っていて『男はつらいよ』の50作目を作るなら、なんとかして桑田君に主題歌を歌ってもらいたいと強く願って直接に手紙を書きました。いわばラブレターです。その承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかった。
桑田君が歌う『男はつらいよ』は、人を優しい気持ちにさせ、元気づけてくれる。「まあ、こんな私でもなんとか生きていけるんじゃないかな」観客の背中をポンと押してくれるような素晴らしい主題歌となり、記念すべき50作目のオープニングを飾るに相応しい名シーンとなりました。
桑田君、「寅さん」の世界に飛び込んで来てくれてありがとう!「音楽寅さん」はまさに「映画寅さん」でもあった。渥美さんもきっと喜んでくれると思います。
■桑田佳祐コメント
山田洋次監督始め、山田組や松竹映画スタッフの皆様には、何と御礼を申し上げたら良いのか言葉もございません。
映画『男はつらいよ』には、我々世代も沢山の笑いと涙と感動のドラマを"魅せて"頂きました。渥美清さん演ずる「寅さん」には、あの方ならではの男の色気で、恋することのもどかしさ、家族や人間同士の絆、生きることの脆さ、儚さ、せつなさ、そして渥美さんご自身の「粋な口上」の数々や、お上手な歌などもたくさん教えて頂き、私も渥美清さん演じる「寅さん」を、どこかファンのひとりとして、真似をしながら生きて来たような気が致します。
昨年末、私のライブにまでわざわざお越し頂き、4時間越えのステージを最後までお立ちになったままご覧頂いた山田監督。憧れの人にお逢い出来た瞬間、私は全身から力が抜けてしまった事を忘れません。撮影スタジオでは、主題歌を歌うシーンで、私のおぼつかない「演技」に、暖かく御指導をいただきましたことは、一生の思い出です。
今回、この夢のようなお話を頂き、本当にありがとうございました。そして天国におられる渥美清さんには、心より深く感謝申し上げます。
もともと桑田は自身の冠レギュラー番組に『桑田佳祐の音楽寅さん』(2000〜01年、09年/フジテレビ系)と名付けるほど、寅さんや山田監督の大ファン。09年のAct Against AIDSコンサートは『映画音楽寅さん チャラン・ポランスキー 監督・脚本・主演 「男はしたいよ」』と題し、「男はつらいよ」を歌唱するなどしてきた。
桑田がテレビ番組で「男はつらいよ」を歌っている映像を見た山田監督は「実にうまい!」と大感激。22年ぶりに新作を製作するにあたって「ぜひ、新しい寅さんの幕開けをあの素晴らしい桑田さんの『男はつらいよ』で始められないか。できれば出演もしていただき、華を添えてもらえないだろうか」と提案し、桑田に向けて熱い手紙を書いてその想いを伝えた。
山田監督は「なんとかして桑田君に主題歌を歌ってもらいたいと強く願って直接に手紙を書きました。いわばラブレターです。その承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかった」と振り返り、「桑田君が歌う『男はつらいよ』は、人を優しい気持ちにさせ、元気づけてくれる。記念すべき50作目のオープニングを飾るに相応しい名シーンとなりました。桑田君、『寅さん』の世界に飛び込んで来てくれてありがとう!『音楽寅さん』はまさに『映画寅さん』でもあった。渥美さんもきっと喜んでくれると思います」と手応え十分の様子。
大ファンだった『男はつらいよ』の主題歌歌唱と出演が実現した桑田も「山田洋次監督始め、山田組や松竹映画スタッフの皆様には、何と御礼を申し上げたら良いのか言葉もございません」としみじみ。「主題歌を歌うシーンで、私のおぼつかない演技に、暖かく御指導をいただきましたことは、一生の思い出です。今回、この夢のようなお話を頂き、本当にありがとうございました。そして天国におられる渥美清さんには、心より深く感謝申し上げます」と感謝しきりだった。
映画『男はつらいよ』シリーズは、1969年8月27日に第1作が劇場公開。97年公開の『寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来22年ぶり50作目となる最新作は、車寅次郎(渥美さん)の甥・満男(吉岡秀隆)とかつて思いを寄せていたイズミ(後藤久美子)のその後の物語。久しぶりに再会した2人を軸に、寅次郎の妹で満男の母・さくら(倍賞千恵子)、満男の父・博(前田吟)をはじめ、カフェに生まれ変わった「くるまや」を囲む人々の今が描かれる。
■山田洋次監督コメント
桑田佳祐という人と渥美清さんは、心情において深く重なっているのではないか、と前々から思っていて『男はつらいよ』の50作目を作るなら、なんとかして桑田君に主題歌を歌ってもらいたいと強く願って直接に手紙を書きました。いわばラブレターです。その承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかった。
桑田君が歌う『男はつらいよ』は、人を優しい気持ちにさせ、元気づけてくれる。「まあ、こんな私でもなんとか生きていけるんじゃないかな」観客の背中をポンと押してくれるような素晴らしい主題歌となり、記念すべき50作目のオープニングを飾るに相応しい名シーンとなりました。
桑田君、「寅さん」の世界に飛び込んで来てくれてありがとう!「音楽寅さん」はまさに「映画寅さん」でもあった。渥美さんもきっと喜んでくれると思います。
■桑田佳祐コメント
山田洋次監督始め、山田組や松竹映画スタッフの皆様には、何と御礼を申し上げたら良いのか言葉もございません。
映画『男はつらいよ』には、我々世代も沢山の笑いと涙と感動のドラマを"魅せて"頂きました。渥美清さん演ずる「寅さん」には、あの方ならではの男の色気で、恋することのもどかしさ、家族や人間同士の絆、生きることの脆さ、儚さ、せつなさ、そして渥美さんご自身の「粋な口上」の数々や、お上手な歌などもたくさん教えて頂き、私も渥美清さん演じる「寅さん」を、どこかファンのひとりとして、真似をしながら生きて来たような気が致します。
昨年末、私のライブにまでわざわざお越し頂き、4時間越えのステージを最後までお立ちになったままご覧頂いた山田監督。憧れの人にお逢い出来た瞬間、私は全身から力が抜けてしまった事を忘れません。撮影スタジオでは、主題歌を歌うシーンで、私のおぼつかない「演技」に、暖かく御指導をいただきましたことは、一生の思い出です。
今回、この夢のようなお話を頂き、本当にありがとうございました。そして天国におられる渥美清さんには、心より深く感謝申し上げます。
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2019/02/21