プロレスラーの蝶野正洋、武藤敬司が2日、東京・銀座のARISTRISTで『PRO-WRESTLING MASTERS』2月15日後楽園ホール大会の対戦カード発表会に参加。31日の大みそかに日本テレビ系で放送される『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日年越しスペシャル! 絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!』（後6：30〜深0：30）で毎年恒例の月亭方正へのビンタを行っている蝶野だが「方正くんとは会ったけどビンタしたかは記憶にない」とうそぶき、黒い笑顔を見せた。

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　『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の大みそか年越しスペシャルで、蝶野は毎年方正にビンタをしてきたが、昨年9月発売の写真週刊誌『FRIDAY』（講談社）のインタビューで蝶野は「今年はオファーがあってもビンタはしません」と明言。しかし本番では「（FRIDAYは）リップサービスだよ」と強烈な一発を方正にお見舞し、出演者全員がたまらず爆笑していた。今年1月には年末にオファーあった場合について「基本は毎年、やらないって断っている。今年もやりません！」と断言していた。

　蝶野ビンタの行方に注目が集まっていたが、今年の制作会見でダウンタウンの松本人志が「今年の蝶野ビンタはすごかった」とあっさり暴露。どうやら今年も方正は一撃もらっているようだ。

　この日、方正へのビンタを問われると蝶野は「記憶にないですね…。方正くんとは1回、会いましたけど、ビンタしたかは記憶にないですね」と、とぼけた。松本がビンタした事実を告白していたことについては「バラしてましたね」と苦笑い。また、ビンタをし始めてから「10何年間、あのときしか会ってない」と意図的に遭遇を避けられていることを告白し、武藤は「昔のプロレスみたいだな」と驚いていた。

　後楽園大会のメインカードはBATTメンバーwith武藤敬司組対TEAM2000with蝶野正洋組に決定。8月にもBATTメンバーで試合している武藤は「プロレスを愛する仲間たちが、垣根を超えた悪ガキどもが再度、集結。TEAM2000ということもあり、非常にやりがいのある相手」と意気込んだ。今年2月に引き続き、再結集するTEAM2000の蝶野は「冷やかし半分で行ったら興行自体も非常に盛り上がった。こういう興行はいいなと感じたました」と力を込めた。

　武藤は3月末に両ひざの人工関節置換手術を受け、蝶野も身体が完全ではないため、セコンドとして参加となる。武藤は「『暴れたらいけない』と。医者から許可が降りていない」としつつも、8月の試合でもセコンドでシャイニングウィザードを放っていた。今回も期待がかかるが「蝶野から、ちょっかい受けたら、いつでも戦闘準備は…」と闘争心をたぎらせた。前回はケンカキックをお見舞いしていた蝶野も「前回、驚いたのがリングサイドにいるみなさまが白髪交じりになっていた。カメラのピントが合うのかな、と心配だったんですけど、中の動きが、それ以上に遅かった」と憎まれ口を叩きつつも「プロである以上、リングに上がればお客さんをちゃんと楽しませるつもり。期待してください」と予告した。

　メンバーについて武藤は「BATTは少数精鋭。痛いところは馳先生（馳浩衆院議員）が国会期間中で出られない。『国会より、こっちのが大事じゃない』と誘ったけどダメだった」と危機的状況にあることをぶっちゃけつつも「思い浮かべているBATTのメンバーがいる。オファーして来てもらいます」と宣言。一方のTEAM2000について蝶野は「けっこういろいろ人間を勧誘した。出入りが激しかった。nWoに入れなかった準構成員たちが…。使い方がブラックだったから、どんどん辞めて言っちゃったけど」と豪快に笑っていた。

　武藤は「Tシャツの売れ具合も負けたくない」と敵意全開。今回もファン垂涎の試合となりそうだ。