• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

【仮面ライダーオーズ/OOO】東日本大震災を乗り越え、メダル人気爆発

 「平成」の元号では最終作となる『仮面ライダージオウ』まで、平成仮面ライダーシリーズとともに時代を振り返る。第12作は、平成22年=2010年9月5日から全48回放送(〜11年8月28日)された『仮面ライダーオーズ/OOO』。 第28話(11年4月3日放送)は、『仮面ライダー』第1話から数えて仮面ライダーシリーズの放送話数が通算1000回の節目を迎えた。

第12作、平成22年=2010年9月5日から全48回放送された『仮面ライダーオーズ/OOO』「俺が変身する!!!」 「ジオウ&ビルド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

第12作、平成22年=2010年9月5日から全48回放送された『仮面ライダーオーズ/OOO』「俺が変身する!!!」 「ジオウ&ビルド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

写真ページを見る

 800年の眠りから目覚めたメダルの怪人「グリード」。彼らは完全な姿を取り戻すため、神秘の力を持つ「オーメダル」を求めていた。人間の欲望を利用して暗躍するグリードたち。主人公・火野映司(渡部秀)は、右腕だけの姿で復活したグリード・アンク(三浦涼介)に促され、仮面ライダーオーズとして戦い始める。人々の命を守るために戦う映司。オーズの力でメダルを手に入れようと目論むアンク。グリードたちとのメダルを巡る争いは、やがて世界の存亡にまで発展していく。

 「いけますって!ちょっとのお金と、明日のパンツがあれば」と言い切る映司と、人間とともに行動し心境が変化していくアンクのバディ(相棒)物語としてファンを魅了し、1000近いフォームチェンジを可能とするメダル(玩具)の人気も爆発。劇中さながら、現実世界でも入手困難なメダルの争奪戦が繰り広げられた。

 『オーズ/OOO』放送中の最大の出来事は、平成23年(2011年)3月11日に発生した東日本大震災。東北地方を中心に未曾有の被害を引き起こし、日本経済・社会に大きな影響を与えた。「仮面ライダー」の生みの親、石ノ森章太郎さんは宮城県出身で、石巻市にある「石ノ森萬画館」にも津波は押し寄せた。館内にいた被災者は、救助を待つ間、展示されていたヒーローたちに励まされていたという話も伝わっている。建物も大きな被害を受けたが、復興のシンボルとして震災発生から1年8ヶ月後の2012年11月17日に再オープンしている。

 平成22年(2010年)大みそかの紅白では、その年の前期連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』でヒロインを演じた松下奈緒が紅白の司会を務めた。「ゲゲゲの」は新語・流行語年間大賞にも選ばれ、出演した向井理星野源などもブレイク。

 平成22年(2010年)第2回選抜総選挙で1位になった大島優子がセンターを務める「ヘビーローテション」に続き、平成23年(2011年)に同1位に返り咲いた前田敦子がセンターで歌う「フライングゲット」も大ヒット、AKB48がその人気を不動のものにしたのもこの頃。一方でKARA少女時代東方神起など、K-POP グループも音楽シーンを賑わせた。平成23年(2011年)7月にはテレビ放送が地上デジタルに移行した。

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索