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松本人志&高須光聖の『放送室』コンビが今年も 副音声で振り返る女芸人No.1『THE W』

 10日に生放送された女芸人No.1を決める大会『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)は、木村美穂(45)、渡辺江里子(46)からなるお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹の涙の優勝で幕を閉じた。そんな本編の戦い同様に高い注目を集めたのが、お笑いコンビ・ダウンタウン松本人志と放送作家・高須光聖氏によるラジオ番組『放送室』コンビが、今年も副音声を担当したことだ。放送中に2人がどんなコメントを残したのかを振り返ってみたい。

10日放送の日本テレビ系『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』決勝戦で副音声を担当したダウンタウンの松本人志

10日放送の日本テレビ系『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』決勝戦で副音声を担当したダウンタウンの松本人志

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■『M-1』暴言騒動に率直な思い 理想の審査員への葛藤も「全員納得できる審査員なんておるわけない」

 直前には、自身が審査員を務めた『M-1グランプリ2018』で、とろサーモン久保田かずのぶスーパーマラドーナの武智が審査員の上沼恵美子へSNS上で“暴言”を吐いたことが騒動化。9日放送のフジテレビ系『ワイドショー』では、2人を叱責した上で「上沼さんが(審査員から)いなくなったら、ちょっとオレも考えますよ」と語っていた松本だが、そんなタイミングでの副音声に、冒頭から率直な思いを吐露していた。

 「本当のことを言うとね、今あんまりお笑いのコンテストに関わりたくないんですよ(笑)。本当にね…ドラマとか、ドキュメントばっかり見ておきたい。きのう『THE MANZAI』やっていたでしょう。『あっ』って言って、チャンネルかえましたもん、なんでオレが『あっ』って言わなアカンねんって(笑)。なんか今はちょっとね、距離を置きたいなっていう気持ちがありますけど。でも、あんまりネガティブなことばっかり言っても仕方ない。それだけすごい大会になっちゃったってことよね」。

 スタジオから中継をつなぐ場面では、MCの徳井義実に対して「きょうは審査員じゃないので、割とリラックスしてやらせてもらっています。徳井さんは、どうですか。M-1の方でぶった切ってくれないですか」とニヤリ。「審査員(を芸人などが担当すること)なしのコンテスト、今はあえてその(一般人の)声を聞くのが一番いいんじゃないかな」とたたみかけると、徳井も「そうですね、そこが一番安心ですね」と応じた。

 その後も、第1試合が始まるまでは視聴者からのリクエストも多かった『M-1』の話題に。高須氏から客席の反応を聞かれると「今年はちょっと、ドキドキがワクワクを超えちゃっていたところがあるかな。それがあるのよ」と分析。「(キングオブコントは)けっこういいよ。あれが一番フラットな感じがする」と話したところで「高須さんは(一般人が審査員を務める『THE W』の形は)適切やと思いますか?」と投げかけた。

高須「僕は芸人さんがやるべきやと思いますよ。経験のある人が」
松本「でも、出場者が全員納得できる審査員なんておるわけないからね」
高須「いや、ないんですよ。ないからこそ、やっている人の経験をもとにつける点数を見たい。もっと言うと、その人もプレイヤーとして、審査としてどういう点をつけるか見たい。今回はあえて、『M-1』の真逆の審査方法ということで」

 そこからほどなくして、第1試合の紹介VTRが始まった。あぁ〜しらきがスーパーで野菜を買うシーンになると「(フジテレビの)『ザ・ノンフィクション』や(笑)。最近ちょっと、グレープカンパニーがすごいよね」と注目。一方、昨年の覇者・ゆりやんレトリィバァの『ミヤネ屋』ネタには「コイツは(客の笑いを)待つのが平気やから。これがやりたかったわけやね。指し棒遊びがしたかったんやな」と見守った。結果が出た後、高須氏が「こんなに差がついた。ゆりやんは期待値が上がりすぎたっていうのがあったのかもね」と語ると、松本も「これはちょっと、びっくりした」と驚きを隠せない様子だった。

清水ミチコへの愛あるイジり 阿佐ヶ谷姉妹の優勝に納得「ちょっと見直した」

 吉住とニッチェのコント対決では、ニッチェに対して「笑いの数が多いですよね。まぁー余裕がある。やっぱり、ベテランの感じが」と高評価。審査を待つ間には「まだ、完全に(会場が)温まってないっていうのがあってね。(前説を担当した)どりあんずのせいでしょう(笑)。浜田がかわいがっているのがデカいと思うけど」と相方イジリをしながら「ちょっと審査員の傾向が見えてきたね。新しいものが好きな感じがあるんやろうね。ニュースターを求めている」との見解を語った。

 再び訪れたスタジオとの中継では、伝説的なバラエティー番組『夢で逢えたら』で共演していた清水ミチコに「ミッちゃんは髪バッサバサやで。大丈夫?」と問いかけ。清水から「副音声のくせに黙ってろ」と笑顔で強烈なツッコミを受けると「くせにって言うな」と応戦しながら「ミッちゃんかて(『THE W』に)出たらいいのに。出れんねんで」と期待を寄せた。横澤夏子紺野ぶるまのピン芸人対決には「全く違うタイプで、ここにこれをぶつけてきましたか。横澤は絶対下ネタしないでしょ。そういう意味では真逆やな」と興味津々の様子。

 紺野のコントでは、途中からギアを上げていって毒舌を放っていく様子に、高須氏が「えらいこと言うたな。めちゃくちゃ言うな。めちゃくちゃやな、もう」と話すと、松本も「これはちょっと好きやな」と好意的な意見。「これは何かいい戦いやったと思いますよ。(横澤が)なりたい女、(紺野が)なりたくない女対決やもんね。すごいネタを見ているという風になりました」と屈指の好カードに賛辞を送った。

 出場芸人のみならず、同大会のブレイクサポーターを務めた俳優の志尊淳へのイジリでも大盛り上がり。ポーズを決めながら「THE W」とカメラ目線で呼びかけるシーンでは「ちゃんとバミリ位置に立って、やらされとるんやろな」「もう断ってもいいんじゃないかな」「あっ、またやってた。知らないうちに。見とかなアカンかったのに」「今まで一番良かったんじゃない」と愛ある言葉をかけた。また、清水の衣装デザインにも話題が及び「ミッちゃんの胸元に鳥おるね。そーいうとこ気づいてあげんとミッちゃんは傷つくからな」とさまざまな視点から楽しみを提供した。

 最終審査で、トップバッターを務めた阿佐ヶ谷姉妹のネタには「アハハハ(笑)。面白いですよね。いいと思う。面白いリットン調査団を見ているような」と賛辞。すべてのネタを見終えると「やっぱり、横澤も阿佐ヶ谷も1本目も2本目も安定していたよね」と呼びかけながら、阿佐ヶ谷姉妹の優勝が発表されると「おーそうですか。いや、あのね、良かったんですよ。阿佐ヶ谷姉妹が、ちょっと見直したといいますか。面白いなと。年齢を重ねて、どんどんやっぱり(面白くなる)。阿佐ヶ谷姉妹が優勝するっていいですよね。こういうコンテストはあったほうが何より絶対いいからね」と締めくくった。

 2回目も『THE W』の大きな「聞きどころ」となった副音声。3回目が開催された際にも、ぜひ2人の共演を実現してほしい。

■『女芸人No.1決定戦 THE W』ファーストステージ(※左が先攻、右が後攻 カッコ内は票数)
1.ゆりやんレトリィバァ(111) あぁ〜しらき(290)
2.吉住(192) ニッチェ(209)
3.根菜キャバレー(92) 合わせみそ(309)
4.横澤夏子(233) 紺野ぶるま(168)
5.阿佐ヶ谷姉妹(217) 紅しょうが(184)

最終投票数
1位:阿佐ヶ谷姉妹(184)
2位:横澤夏子(114)
3位:ニッチェ(37)
4位:合わせみそ(35)
5位:あぁ〜しらき(31)

関連写真

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