2016年8月に公開され世界中でヒットした『君の名は。』で知られる新海誠監督(45)の3年ぶりとなる新作劇場アニメ『天気の子 Weathering With You』が、来年7月19日に公開されることが決定した。きょう13日に都内で行われた制作記者で発表されたもので、新海監督は「『君の名は。』が公開された時の夏の青空にあった積乱雲を見て、『雲の平原でゆっくりできたらな』『積乱雲の頂上で遊べたら面白いんじゃないか』と思って、空の話にしようと思った」と、「天気・空」といった天候をテーマにしたストーリーにすると説明した。
『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年・森嶋帆高、少女・天野陽菜が自らの生き方を「選択」し、2人だけが知っている世界の秘密についての物語。天候をテーマ設定にした理由は「誰もが自分の話なんじゃないかと思わせることが『天気じゃないか』と。学校や会社に行く時、天気予報を見ていて『天気』というものは1日に何回も口にしているし、気にしている。遠い空のできごとなのに、自分たちの心配事になっている」と人々の身近なテーマ設定にしたと説明。
さらに、少年少女が主人公ということで『君の名は。』のような恋愛模様についても「恋愛映画というのはあれですが、そういう要素はある。ドキっとするシーンはある!」と伝えた。
主人公2人は2000人のオーディションの中から選ばれ、帆高役を舞台『弱虫ペダル』で主人公・小野田坂道役を務めた俳優の醍醐虎汰朗(18)、陽菜役をドラマ『獣になれない私たち』などに出演した女優の森七菜(17)が担当。選考は苦労したそうで「キャスティングは苦労しました。『君の名は。』は神木隆之介くんと上白石萌音さんがいい演技をして『次の人はどうすればいいんだろう』と悩んだ」と苦笑い。
その中から2人を抜てきしたのは「醍醐君は立ち振舞とかが帆高と似ているなと。かわいらしく、応援したくなる。帆高は観客の視点から立つ人物で、醍醐君は親しみやすさがあるので決め手となった」と話し、森についても「天気のような子だなと思いました。予想ができない。聖なる『ホーリー』みたいな雰囲気がある」とキャラクターのイメージに合っているとことから起用したと語った。
起用が決まった時の心境について醍醐は「ニヤニヤが止まらなかった。『君の名は。』を3回見ていて、時間が経つと同時にプレッシャーを感じるのですが、今はうれしさの方が強いです」、森も「合格発表の日を待つのが、何十年の時が経ったように感じました。合格が決まった時は、自分の耳を初めて疑いました」と笑顔で振り返った。
『天気の子』の企画開発は17年2月からスタートし、その後に脚本開発(17年7〜9月)やキャラクターデザイン開発(17年4月〜18年7月)、絵コンテ開発(17年10月〜18年7月)、ロケーションハンティング(17年7〜9月)を実施。作画(アニメーション)は今年5月から始めて来年5月に終了し、7月に完成する予定。
スタッフは、キャラクターデザインを『君の名は。』に引き続き田中将賀氏、作画監督を『猫の恩返し』(02年)、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(16〜18年)などの田村篤氏、美術監督を『言の葉の庭』(13年)の田口比呂志氏、制作プロデュースをSTORY inc.、制作をコミックス・ウェーブ・フィルム、配給を東宝が担当する。
『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年・森嶋帆高、少女・天野陽菜が自らの生き方を「選択」し、2人だけが知っている世界の秘密についての物語。天候をテーマ設定にした理由は「誰もが自分の話なんじゃないかと思わせることが『天気じゃないか』と。学校や会社に行く時、天気予報を見ていて『天気』というものは1日に何回も口にしているし、気にしている。遠い空のできごとなのに、自分たちの心配事になっている」と人々の身近なテーマ設定にしたと説明。
さらに、少年少女が主人公ということで『君の名は。』のような恋愛模様についても「恋愛映画というのはあれですが、そういう要素はある。ドキっとするシーンはある!」と伝えた。
主人公2人は2000人のオーディションの中から選ばれ、帆高役を舞台『弱虫ペダル』で主人公・小野田坂道役を務めた俳優の醍醐虎汰朗(18)、陽菜役をドラマ『獣になれない私たち』などに出演した女優の森七菜(17)が担当。選考は苦労したそうで「キャスティングは苦労しました。『君の名は。』は神木隆之介くんと上白石萌音さんがいい演技をして『次の人はどうすればいいんだろう』と悩んだ」と苦笑い。
その中から2人を抜てきしたのは「醍醐君は立ち振舞とかが帆高と似ているなと。かわいらしく、応援したくなる。帆高は観客の視点から立つ人物で、醍醐君は親しみやすさがあるので決め手となった」と話し、森についても「天気のような子だなと思いました。予想ができない。聖なる『ホーリー』みたいな雰囲気がある」とキャラクターのイメージに合っているとことから起用したと語った。
起用が決まった時の心境について醍醐は「ニヤニヤが止まらなかった。『君の名は。』を3回見ていて、時間が経つと同時にプレッシャーを感じるのですが、今はうれしさの方が強いです」、森も「合格発表の日を待つのが、何十年の時が経ったように感じました。合格が決まった時は、自分の耳を初めて疑いました」と笑顔で振り返った。
『天気の子』の企画開発は17年2月からスタートし、その後に脚本開発(17年7〜9月)やキャラクターデザイン開発(17年4月〜18年7月)、絵コンテ開発(17年10月〜18年7月)、ロケーションハンティング(17年7〜9月)を実施。作画(アニメーション)は今年5月から始めて来年5月に終了し、7月に完成する予定。
スタッフは、キャラクターデザインを『君の名は。』に引き続き田中将賀氏、作画監督を『猫の恩返し』(02年)、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(16〜18年)などの田村篤氏、美術監督を『言の葉の庭』(13年)の田口比呂志氏、制作プロデュースをSTORY inc.、制作をコミックス・ウェーブ・フィルム、配給を東宝が担当する。
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2018/12/13