今年の春に放送された連続ドラマ『おっさんずラブ』でブレイクした俳優・田中圭が、12月15日夜9時から放送されるAbemaTV特別番組『田中圭24時間テレビ』に出演する。

　タイトル通り、田中が24時間の生放送ドラマに挑戦。俳優の吉田鋼太郎、女優の吉田羊、川栄李奈など、30名以上のゲストが1時間ごとに登場しながら、番組内で「一本のドラマ」を完成させるという前代未聞の内容だ。企画・演出を放送作家の鈴木おさむ氏、共同脚本を『東京タラレバ娘』で知られる漫画家の東村アキコ氏が担当するほか、監督は『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の本広克行氏、映画『カメラを止めるな！』の上田慎一郎氏が務める。

　田中はゲストがいつ登場するのか知らされていないため、体力面でも精神面でもハードになりそうなことが予想されるが、鈴木氏は「田中圭ならやり切る。彼はセリフ覚えも早いし、根性もあって負けず嫌い。24時間という逃げ場がない中でも、何とか乗り越えてくれるはず。本人も相当気合が入っていますよ」と太鼓判を押す。

　東村氏は、以前から田中のファンだったそうで、「本当にずっと前から好きなんです。『東京タラレバ娘』では、最初から田中さんで当て書きしていて、もしドラマになるようなら『田中圭さんという俳優さんにお願いしたい』と言っていたくらい好き」と明かす。今回の脚本には、一ファンとして、少女漫画家として「全国の田中圭ファンが納得するキュンキュンシーンを盛りだくさんにする」と意気込んでいる。

　一方、豪華制作陣の中に加わった上田氏は、今年大ヒットした『カメ止め』のストーリーのように、生放送の醍醐味は「ハプニングを含め、二度と取れない瞬間を撮れること」と語る。「あとは、このそうそうたるメンツの中で、どう戦っていけばいいのか、そして自分がどうなってしまうのか（笑）。そういう不安も楽しんでいきたいです」と、本番への期待をのぞかせている。

　ドラマは、田中の唇に1億円の懸賞金が掛けられる「田中圭とキスしたら１億円」からスタート。その情報は、ネットを通じて瞬く間に広がり、田中の唇を狙う人物たちが続々と現れる。田中は自分の唇を守り通すことができるのか……。これまでとは一味違う、田中圭の魅力が満載の24時間になりそうだ。

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