注目のテレビCMを紹介する『CMまとめ2018年11月』。今回は、浜辺美波・山田杏奈・久間田琳加の3人が等身大の女子高生を演じた『ガーナミルクチョコレート』、高橋一生の冷静なツッコミが飛び出す『AGC』、愛用者でもある吉高由里子が出演する『食べログ』をピックアップ。

【写真】その他の写真を見る

■浜辺・山田・久間田が、それぞれの魅力を余すところなく発揮

　若手女優の浜辺美波・山田杏奈・久間田琳加の３人が、ロッテ『ガーナミルクチョコレート』の新CM「ホットガーナ」篇に登場した。今回彼女たちが演じたのは、母の愛情を感じて「ホッ」と笑顔になっていく女子高生の姿。ホットガーナを介して繋がる、目には見えない“娘と母の間の絆”を描いている。

　浜辺の撮影は雪の降る寒い日に帰宅するシーンからスタート。肩を震わせながら「はーっ」と息をつく場面では、テスト撮影一発目にも関わらずイメージ通りの演技を見せ、監督から「最高です！」との声があがったそう。母の腕にくっついて甘えるシーンなどでも高い演技力をみせ、監督は「もう好きに（演技）していいです!（笑）」と言ってしまうほど。これ以上ない褒め言葉が送られた。

　勉強に煮詰まる女子高生を演じた山田は、さまざまな表情を撮るため、カメラを止めずに長い撮影に挑戦。監督の指示で、上唇と鼻で鉛筆を横に挟み、ぷくっと頬を膨らますキュートでコミカルな演技もみせた。山田のかわいらしい“鼻鉛筆”姿は、残念ながらCM本編には採用されていないが、撮影を追ったメイキングにて存分に楽しむことができる。

　表情と動きだけで心情を伝える繊細な演技を求められた久間田の撮影では、監督から「匂いを追いかけるような、ちょっと小動物的な感じで」という指示が飛び出した。そこで久間田は、ホットガーナの匂いをクンクンと鼻先で追い、ゆっくりと上目遣いになるしぐさで表現。そんな彼女の小動物的なかわいさに、監督も大満足で撮影を終えたという。

　なお、お揃いの赤いエプロン姿で挑んだホットガーナ作りや、３人だけで行った座談会を見ることができる動画も公開されているので、合わせてチェックしたい。

■謎の巨大生物襲来に、高橋一生の冷静なツッコミがさえわたる

　テレビCM「旭硝子は、『AGC』へ」シリーズの第5弾となる「旭硝子あらためAGC／巨大AGCちゃん襲来篇」では、謎の巨大生物を監視する司令官役を、俳優の高橋一生が熱演した。

　緊張感を感じさせる音楽とともに始まる同CMは、砂丘に襲来した謎の巨大生物を監視する対策本部から展開される。砂を勢いよく突き破って現れた巨大生物は…なんとAGC公式キャラクターの『AGCちゃん』。「旭硝子のキャラクター？」と呟く女性に対し、「違う。旭硝子あらためAGCだ」と冷静にツッコむ高橋。キリッとした表情を崩さない高橋と、かわいらしい『AGCちゃん』の姿の対比で、くすっと笑えるシュールなCMに仕上がっている。

　長年積み上げてきた俳優としての実力を開花させ、近年では映画・ドラマで欠かすことのできない人物になっている高橋。同CMシリーズでも、歌声を披露したり入浴姿を見せたりと、さまざまなパターンの撮影に挑戦しているので、それぞれ見比べてみても面白いだろう。

■吉高由里子、「食べログればいいじゃん」連発

　『食べログ』の初となるテレビCM「食べログる彼女（後輩）／食べログる彼女（友達）」篇の放映が開始された。イメージキャラクターには、映画『蛇にピアス』やNHK連続テレビ小説『花子とアン』など幅広い映画やドラマで活躍する、女優の吉高由里子が起用された。

　同CMは“食べログる”をキャッチフレーズに、会社の食事会の店選びに迷っている後輩や、予約電話がつながらず困った様子の友達に『食べログ』の活用をすすめるというストーリー。普段から『食べログ』を愛用しているという吉高は、ちょっと言いにくいけれど耳に残る“食べログる”という言葉に大ハマリ。監督の注文以上のバリエーションで「食べログればいいじゃん！」と連発し、現場を盛り上げていたという。

　オフィス街をイメージさせる都内近郊の公園から始まった撮影は、突然の大雨で撮影が翌日まで延びたり、食事シーンで焼いていた肉から煙が上がりすぎてNGになるなど、ハプニングが続出したとか。そんな状態でも吉高は元気いっぱいに取り組み、その姿にスタッフ陣はパワーをもらったそう。「こんな先輩や友達がほしい！」と思わす、はつらつとした吉高の姿とまぶしい笑顔にぜひ注目してほしい。