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西野亮廣、最新作『新世界』で“自腹広告” 独自の手法と発想力で出版界に革命?

 お笑いコンビ・キングコング、絵本作家、国内最大のオンラインサロン(西野亮廣エンタメ研究所)主宰者、はたまたダンサーなど、さまざまな肩書を持つ西野亮廣(38)が、16日にビジネス書最新作『新世界』を発売した。西野にとって3作目のビジネス書となるが、内容もさることながら今作は“西野らしい”独自の手法と発想力で宣伝などを仕掛けている。

最新作『新世界』を発売した西野亮廣

最新作『新世界』を発売した西野亮廣

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 「キミに必要なモノは『強い気持ち』なんかじゃない。『情報』だ」。同書は、常に挑戦を続け、注目を浴び続け、本を出版すれば全作ベストセラーとなる西野の最新作。20代後半から30代前半の男性を中心に圧倒的な支持を集める西野が語る「一歩踏み出す為に必要な情報」とは。そして、西野亮廣が見た『新世界』とは。西野が読者へと語りかける“学校や会社では教えてくれない”これからの時代の生き方などがつづられている。

 本の内容もさることながら“実践者”西野が手がける宣伝方法も独特。まずは、「不況が叫ばれる出版業界」でおもしろいことが行われている、と世間を賑わすために、“自腹”で新聞や交通広告を打ち、きょう16日には、毎日新聞全段広告、19日からはJR新宿駅構内パネル広告、21日からはJRゆりかもめ車内をジャックする。

 続いて、読者利益や書店を盛り上げるため、さらに“本って楽しいという世界を実現するため”、『バカとつき合うな』(徳間書店、10月26日発売)、『新世界』(KADOKAWA)、『ほんやのポンチョ』(幻冬舎、12月6日発売)、3冊の異なる本を立て続けに発売し、競うのでなく、「恩を贈り合わせる」活動として、競合する三社が互いに手をとって応援し合う“出版同盟”を組織している。それぞれの書籍の帯裏面に、互いの書籍を紹介しあっているほか、宣伝費の集約と、書店での売り場拡大、さらにそこから新たな本の売り方、というトレンドが生まれることを狙っている。

 そして、書店の現状や希望、不満を聞くために、 “書店員飲み会”を全国で開催。制度上、本が行き届かない書店にサイン本を届けるなど、書店員が実現したいキャンペーンを支援するなどして、著者、出版社、取次、書店の距離を近づけ、互いを知り合うことで、出版業界の再構築を目指している。特にこの「飲み会」をきっかけに、ネット書店の進境著しいこの世の中で、リアル書店が本気を出せばどれだけの販売力があるか、そのポテンシャルを存分に発揮するためには、著者や出版社がなにをすべきか、という実験を行っているということだ。

 手から手にわたす、という作業は紙の本、そしてリアル書店でないとできず、この体温こそが、AI時代を生き抜くヒントと、西野は確信しているという。

 西野自身が「最新作にして最高傑作」と自負する『新世界』の読者ターゲットは「なんかうまくいっていないけど『一歩』を踏み出せない人たち」。中でも「大学生とかじゃないですかね。やっぱり就職を控えてて、就職するのか起業するのか、どうすんのか、みたいなとこで、ちょっとこう、ウジウジしている時期の子たちかもしれませんね」(西野)と語っている。

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  • 最新作『新世界』を発売した西野亮廣
  • 『ほんやのポンチョ』(幻冬舎)
  • 『バカとつき合うな』(徳間書店)
  • ビジネス書最新作『新世界』
  • ビジネス書最新作『新世界』

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