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パリ&ロンドンコミコンに各国のスパイダーマンファン大集結

 仏パリおよび英ロンドンで27日・28日に開催された『コミコン』で、新作アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019年日本公開予定)のプレゼンテーションが行われ、ボブ・ペルシケッティピーター・ラムジーロドニー・ロスマンの3人の監督が登壇し、各国から集まったスパイダーマンファンたちから大歓声で迎えられた。会場では、新映像も披露された。

英ロンドンではグラフィティ・トンネル・イベントも開催され、マイルス・モラレスの声優を担当するシャメイク・ムーア(左)も駆け付けた

英ロンドンではグラフィティ・トンネル・イベントも開催され、マイルス・モラレスの声優を担当するシャメイク・ムーア(左)も駆け付けた

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 同作の主人公は、米ニューヨーク・ブルックリンに住む少年、マイルス・モラレス。時空がゆがめられたことにより、さまざまな次元のスパイダーマンが一同に会する世界で、スパイダーマンシリーズで知られるピーター・パーカーが師となり、マイルスが一人前のヒーロー=スパイダーマンになれるよう導いていくストーリー。

 ボブ・ペルシケッティ監督は、主人公の少年マイルス・モラレスについて、「彼は(ピーター・パーカーとは)全く違った存在で、両親もいるし、叔父もいる。これまでのスパイダーマンとは違い、家族にサポートされているんだ。ヒーローとしては珍しい存在だよね。でも最終的には、ピーター・パーカーが過去にしてきたような経験を、彼もたどっていくことになる」と、本作での展開に言及した。

 ピーター・ラムジー監督は「マイルスはまだ幼く、人と違う個性に悩んでいる普通の少年だよ」と、語る。蜘蛛(くも)にかまれてスパイダーマンの力を得たことにより、彼はより大きな世界へと連れ出され、たった一人闘うことで一歩前に踏み出していく、という過程の中で「世界には自分と同じような能力のある人たちがいることを知り、彼らとの絆を深めていくんだ」。

 作品の中ではマイルスとピーター・パーカーの関係性が重要なものとして描かれる。「マイルスの世界にピーターが存在し、“恐れや不安に打ち勝つ”というスパイダーマンのスピリットをピーターから受け継ぐんだ」とボブ・ペルシケッティ監督。

 ロンドンでは同作のグラフィティ・トンネル・イベントも開催。実際にロンドンの街中にあるトンネルの壁を使い、グラフィティ・キングスと呼ばれるアーティスト集団によって、映画をテーマにしたグラフィティ・アートを制作。現地に3人の監督と、マイルス・モラレスの声優を担当するシャメイク・ムーアも駆け付け、ファンや取材陣たちとの交流を楽しんでいた。

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  • 英ロンドンではグラフィティ・トンネル・イベントも開催され、マイルス・モラレスの声優を担当するシャメイク・ムーア(左)も駆け付けた
  • パリ&ロンドンコミコンに登壇した監督3人(左から)ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
  • 新作アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019年日本公開予定)
  • パリ&ロンドンコミコンに各国からスパイダーマンファンが集結

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