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【東京2020】河瀬直美氏、公式映画の監督に就任「感動できる作品にしたい」

 『東京2020オリンピック競技大会』の公式映画の監督に河瀬直美氏が就任。23日に都内で会見を開き、「オリンピックが東京にやってくることが決まったときから、撮れるなら撮りたいと思っていました」と、ほとばしるような思いを語った。

 オリンピック公式映画は20世紀初めより、すべてのオリンピック競技大会で制作されている。日本で開催された過去大会では、市川崑氏(東京1964大会)、篠田正浩氏(札幌1972大会)、バド・グリーンスパン氏(長野1998大会)が監督を務めた。

 河瀬氏は、1997年、劇場映画デビュー作となった『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞。2007年には『殯の森』で同映画祭グランプリ(審査員特別大賞)を受賞した。ほかにも『2つ目の窓』『あん』『光』など、多くの作品で国際的な評価を得ている。東京2020オリンピック公式映画は、2021年春に完成予定。その後、国内外で広く公開される。

 会見で河瀬氏は「私は高校時代までバスケットボールをやっていたので、スポーツの持っている情熱や選手たちの思いが、リアルな選手だったからこそわかります。映画監督としてそういった感情を入れ込んで、感動できる作品にしたいと思います」と意気込み。完成までにはさまざまな困難が待ち受けているかもしれないが、「私はドキュメンタリーから出発している監督で、そういうリアリティーさは自分独自のものだと思っています。そうしたものを作品の中で時間をかけて描いていきたいですし、日本の今とこれから、そのすばらしさを、映画を通じて見てもらいたいです」と、頼もしく答えていた。

 東京2020組織委員会会長の森喜朗氏は「世界的に活躍されている河瀬監督に、映画を撮ってもらえることは光栄ですし、うれしいです。河瀬監督は以前『映画は人をつなぐもの。人種も国境も超えていく』とおっしゃっていましたが、それはオリンピック精神と同じものです。どのような映画を撮ってくれるのか心から楽しみですし、日本の歴史に残るものになると思っています」と、期待を寄せた。



関連写真

  • 『東京2020オリンピック競技大会』公式映画の監督を務める河瀬直美氏。「感動できる作品にしたい」と語った Photo by Tokyo 2020
  • 会見には森喜朗会長も出席した Photo by Tokyo 2020

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