「ペッパー警部」「ひと夏の経験」「あずさ2号」などのヒットで知られる作曲家・都倉俊一氏(70)が、今年度の文化功労者に選ばれた。このほど都内で開かれた会見で都倉氏は、作詞家、スタッフ、歌い手に感謝したうえで、「平成の最後の年にこの栄誉をいただいて、次の御代に昭和、平成のレガシーを伝えるのも一つ、僕の役目かなと考えています」と喜びを語った。 1969年、大学在学中に中山千夏に提供した「あなたの心に」で作曲家デビュー。71年から放送開始された伝説のオーディション番組『スター誕生』では阿久悠さん(故人)らとともに審査員を務め、山口百恵ピンク・レディーらを発掘して楽曲を提供した。世に出したヒット曲は1000曲を超え、レコード売上枚数は4000万枚超のヒットメーカー。日本音楽著作権協会(JASRAC)の評議員・会長を歴任し、日本の著作権保護期間の延長など、音楽等の創作に携わる人たちの権利を守り、環境整備に尽力してきた功績も評価された。昨年大みそかには平尾昌晃さんの後任として『NHK紅白歌合戦』で「蛍の光」の指揮者を務めた。

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  • 文化功労者に選出された作曲家の都倉俊一氏 (C)ORICON NewS inc.
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